先日来、アブラキサンの供給不安について報道されています。
私も、以下のブログで取り上げさせていただきました。


今回、最新情報について新聞報道がありましたので、紹介させて頂きます。

※日本経済新聞2021年9月10日朝刊紙面をお借りしました。


国内販売元の大鵬薬品が、アブラキサン製造会社の親会社であるブリストマイヤーズスクイブと、安定供給に向けた交渉を始めたとの報道です。

大鵬薬品の動きは、いかにも腰が重く動きが遅い印象ですが、交渉開始は朗報です。

一方で、同紙面情報には、胃がん・肺がんのアブラキサンの代替薬であるパクリタキセルについても、代替需要で出荷調整が行われているとの心配な情報もありました。

またこれとは別件ですが、新型コロナ治療薬のデキサメタゾンは、これまで抗がん剤の吐き気止めとして使用されており、供給不足が懸念されています。


まずは、アブラキサンの供給が回復する事を祈るとともに、他のキードラッグに対しても、BCP(事業継続計画)が、立案・再点検される事を希望します^ ^