抗がん剤のアブラキサン(一般名:ナブパクリタキセル)が供給停止に陥るとの事、大きなニュースになっているので、ご存知の方も多いと思います。
※カバー写真にアブラキサンアンプルの写真をお借りしました
切除不能な膵がんのキードラッグであり、乳がん・胃がん・非小細胞肺がんに、広く使われています。
現在使用中の方は、早急に代替治療の検討が必要となっています。
原因は「米企業で製造工程の検証」となっています。伝聞ですが、米国製造工場の二つの工場のうち、ひとつに問題が発生したらしい。問題の無い工場から供給されるアメリカ・イギリスは供給されるものの、そうでない日本・オーストラリアは供給が止まるというものでした。
薬剤、特に抗がん剤は、がん患者にとって、キードラッグであるため、このような事があると大きな影響を受けます。
抗がん剤供給メーカーは、供給責任をまっとうする為のBCP(事業継続計画)を明記にすると共に、厚生労働省はそのBCPの実効性の保持を指導して欲しいと考えます^ ^