先日、「中皮腫サポートキャラバン隊」及び「中皮腫・アスベスト疾患患者と家族の会」の事務局である、澤田慎一郎さんが、Twitterに以下の記事を上げられていました。



交流電場腫瘍治療システム




この治療法は、米国のFDA(アメリカ食品医療品局)の認可を取った悪性胸膜中皮腫の治療法です。

ノボキュア株式会社の交流電場腫瘍治療システム という名称で、NovoTTL 100Lという名の商品名です。

現在日本では、膠芽腫の治療法として先進医療として認められています。


また、FDAの認可をとっている以上、それなりのエビデンスがあるものと思い、メーカーに直接確認を行い回答を頂きました。



Q:悪性胸膜中皮腫に効果があるというエビデンスや、論文を知りたい。


A: STELLAR study(以下に貼付します)

少人数の臨床試験ながら、前向き第二相試験で、世界で有数の権威ある医学雑誌であるランセット誌に収載されています!

切除できない場合に、ファーストラインで化学療法と併用して行うというものです。



STELLAR study




Q:日本における、治験や保険収載の予定を知りたい。


A: 残念ながら、悪性胸膜中皮腫については、治療・保険収載予定、共に無いとのこと。

新たな展開があれば、ご連絡頂けるとの事でした。



FDAの認可を得た悪性胸膜中皮腫の治療法であれば、少しでも早く、日本でも展開して欲しいですね^ ^



※カバー写真に、Mesotheliomahelpのホームページの写真をお借りしました