故障も無く20万キロ弱を走り続けた我が家の自家用車。
とうとうお別れの時を迎えた。随分丈夫でおりこうさんのニッサン車だった。
これほど走行距離が伸びても、大きなトラブルは一度もなく
部品の経年劣化は当然あったものの、最後の最後まで元気だった。
この後、海を渡って行くのかどうか分からないが
業者のおじさんは、
こんなに走っているのにエンジンルーム綺麗ですね、と仰って、
トラックの牽引でなく、自走で引き取って行かれた。
色々生かせる部品があるということらしいので、
どこかで役にたってくれたらいいな。。。と見送った。
今年は、車に関する登録事務作業を沢山経験する年になった。
出来ることなら自分でやってみたい知りたい派の私。
役所等への手続きの煩わしさみたいなものは、
学生の頃の試練で結構麻痺している体質の私は、
できるだけの下調べ&準備をふまえて、ワクワクしながら出発。
行き先は、車所有率の高さで上位を誇る県、愛知の陸運局。
真夏の酷暑日の局は、人でごった返し、
待ち時間も最高潮で、心も身体も地獄化していた。
書類の不備・不足は、速攻後ろに順を回されるので、
きちんと用意がなされていないと、更に自爆は承知のこと。
聞くところによると、昔は、ほんとに怖いと評判のところだったらしい。
よく運転免許試験場が怖いというのは聞くけれど。
(今回、窓口のお姉さんもお兄さんも、皆さん優しかったのでよかった。)
え~写メじゃだめなの~? と、必要書類を写メで提出しようとするイマドキなお言葉や、
おい!何時間待たせるんじゃ~! と言う怒鳴り声を横目で見聞きしつつ、
ナンバープレート封印というラストミッションが見え始めた頃、
人間の空間感知能力の不思議というものを目撃。
他県ナンバーの大きな四駆の初心者マークだったが、
陸運局に来たということは名義変更か新ナンバー取得だったのだろうか。
業者を介さず自分でやろうとする精神は、同志を感じたが、
そんなに広めの作りでもない上、混み合う駐車場を、
大きなボディであたまから突っ込み、
速攻、隣の車にこすってるのに、更にそこから前進してぶちこもうと頑張る姿。
ええええええええ汗(゜ロ゜)
周りを歩いていたギャラリーも、その謎の頑張りに、唖然と足をとめる。
諦めない前進ぶりに、流石に近くに居た人が止めに入ったが。
自動車学校で「諦めないで」と習ったのだろうか。
陸運局での、彼の予定ミッションは、
あれからコンプリートできたのだろうか、、、と
最高に暑かった今夏。色々学んだある一日の思い出である。