おはようございます!



今日は先月から始めた、二重言語の指導者としての資格(地方限定資格)を取るための授業で出された課題について少し書いてみたいと思います。




•**••**••**••**••**••**••**••**••**••**••**••**••**••**•


『二重言語の必要性』


二重言語必要なのでしょうか??


国際化が進んでいる世界では自国を離れて暮らす人々は多く、その中には仕事や学業のために居住する者、永住する者、帰化する者、国際結婚をする者など理由は様々です。韓国もそのような理由での移民者が年々増え続け、多文化主義国となりつつあります。


そんな社会の中で私たちのような外国人やその子供たちが生きていくためには、住んでいる国の言葉(韓国語)がもちろん必須となりますが、ではそれ以外の言葉、母国の言語が不要になるのでしょうか?



もちろん答えはNOです。



それはこれまで同化主義(동화주의)として、自国の文化、民族を重要視してきた韓国でも、この社会の変化に柔軟に対応していて、現在では「二重言語、多文化主義化」の必要性は高いと考える人が増え、多文化主義国(다문화주의)に向かっています。



例えば「多文化家族(韓国人と国際結婚した家族)の子供に、韓国で暮らしていくのだから韓国語だけを教えなさい」なんて言われたという話はよく聞きますが、昔よりかなり減りました。

私も実際、以前通ってた娘のオリニチブの先生からそんなことを言われた経験が一度ありますが、それ以外私の周囲のほとんどの人は「日本語・韓国語を話せてすごい!二重言語を学べる環境があって羨ましい。日本語は教え続けるべきよ!」と肯定的に捉えてくれています。




そうなんです。二重言語を使えるってすごいこと、素晴らしいことなんです!多文化の家族が持つ言語や文化、知識は資源なんですよ!!



そしてその資源ある、未来への可能性をもった多文化の子供達は、いつかの将来、国家間の交流を媒介することができるような人材になるかもしれません。


...と、話がぶっ飛んでしまいましたが、大いにあり得る話です笑

多文化家族や移民者、韓国で二重言語を使うことに対して肯定的になってきています。という話です。


そしてそんな国外(韓国)で暮らす外国人やその子供達に二重言語が必要な理由は、

・二重言語教育を通して学業、成就、能力の向上を図るため。

・少数(移民者など)や多数(韓国人)の違いを理解し、認め合うため。

・自我のアイデンティティを確立させるため。

にもあります。



結果、移民者本人やその子供たちの自身回復にも繋がり、多文化家族によく生じる子供達の不適応(悩み、いじめなどによる学校不適応、社会的不適応)を無くすことにも繋がります。

そして周囲の人々(特に同化主義の考えを持つ人)の意識の変化の相乗効果もありえるはずです。



二重言語の必要性がもっと深く知れ渡り、これからの韓国社会が多文化家族や移民者が、自分らしくさらに住みやすい社会になるといいですね。






簡単にまとめましたが、今回習ってきた内容を私なりに噛み砕いて書いてみました。少しでも伝わると嬉しいです(^^)