若返ってくかのようじゃ…
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信仰、
トーテム、
チュリンガ!!
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DAY 2
2019年5月21日
…と、走りはじめた途端、音楽が<死後世界>を包み込みました。生前どこかで聴いた曲なのですが…よく思い出せません
ラッラる~る
ラッラる~るり~
たララるりラ
たララりララ~...
ジェームズ・クック船長、空港のディスプレイには現代的なアルファベット文字で「Cairns Airport」と表示されてあるのですが、しかしボクという「発達生涯者」にとってここは<太古のハッタツ島>であるようでした
ここは日本と季節が真逆で、今ここは5月でありながら、しかし、季節は<秋>で、不思議な色彩に満ち溢れた大地に、古代生物の誰もが束の間の永遠(人生)を楽しんでいるみたいですね
ここには<飛べる鳥>と<飛べない鳥>がいるようです。重い障害/生涯を抱えてまわりに後れをとっているように見えて実は足が速くて強いなんて鳥もいます
実際に<飛べない鳥>である「ヒクイドリ」は原始的で強くて足が速い、とても立派な鳥ですね。ですが、繁殖力は強くないようです
それはさておき、オーストラリアは世界一の有毒生物の宝庫でもあり、開拓される前の時代は島流しの囚人たちの地獄の牢獄であった、とも現在へと云い伝えられているのだとか。
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(飛べない鳥)
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星、
アニマ、
アルチェラ!!
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はじめて走る Captain Cook Hwy (National One Rord) は、ナゼか、道のあちらこちらに<色彩きらめく蝶>が降りそそいでいて、種類もイッパイでキラキラ眩しかったです。一度きりの出会いがありました。狂暴なアリンコどもの道端に、一片の蝶が倒れていました。触れようと手を伸ばした瞬間、その蝶は舞い上がり、白線を越え、車に飛び込んで自殺してしまいました……。合流地点は魂の秋で、原っぱがススキの枯野を帯び、虹へとさざめいていました……。現地人は半裸でしたが、ボクにとっては少し肌寒いようでした
「バロン川」を渡って、その先にあるスーパーマーケットを目指して走りました。のんびりとミルクティーで割ったウイスキーが飲みたいです。機内で一睡も出来なかったので、少し休みたい気持ちもあり、釣りをしようか迷いましたが、先へ先へと気持ちが急ぐあまり、先へ先へと意識が通り過ぎ去ってしまいました
「Woolworths」という店が見えてきました。「ウールワース」と読むのらしいです。オーストラリアで一番のスーパーマーケットということで、寿司に照り焼きチキン丼それにヤクルトなんて日本人向けの食品まであったりして品揃えもさることながら、トイレもピカピカでした。船に錨を下ろし、手を洗った後、パンをトマトジュースで頂きました。今回の旅は海沿いの道をひたすら走って野宿する予定です。このスーパーマーケットの先は海です。どんな海に辿り着けるのか、それはまだわかりません。〔期会〕があればまたお会いしましょう。ではまた。ごきげんよう
次回:この道の先
<忘却の海>