どんなに見聞しても

自身が体験しないと

本当の気持ちはわからない





311の後、何度も思っていたことでした。











昨夜の出来事。




夫は入浴中。

子どもは自分の部屋。

私はリビング。







吹き飛ばされる衝撃。

次の瞬間には子どもの名前を呼んでリビングを飛び出しました。

本でいっぱいの本棚が幾つもある部屋。

どうか、無事でありますように!!

生まれ初めて悲鳴に似た声で子どもの名前を叫んでました。

子どもは机の下に隠れてました。

ホッとしたら膝がガクガク。




その後は、頭にあるシュミレーション通りに行動。

火の点検。

ドアを開けて出口確保。


テレビを付けて情報収集。


バッテリーの充電。



懐中電池、乾電池、避難グッズ準備。などなど。


お向かいさんは一人暮らし。

声かけて、ドアを開ておいたほうがいいとアドバイス。


自宅を点検。




奇跡的に食器は食器棚の中で数個割れたまま。
あとはガラス類はナシ。
ワレモノが無かったのは心理的に安堵感がありました。




電気ポットがキッチンカウンターから床に振り落とされてました。


お湯が床に溢れて。




普段、お風呂上りにはこのポットの横に座る私。
お茶を飲むため。



でも、



なぜか、昨夜はお風呂上りに
ソファーに座ったのです。


座った瞬間、地震発生。


いつものようにポットの横だったら

今ごろ、私は大やけどを負ったかもしれません。



昨夜は車の中で過ごしました。

考える時間が十分。

家族が無事だった事、
電気が使え被害も少なかった我が家。


見えない何かに感謝。


それぞれの親や兄弟家族も無事。


感謝。感謝。




今、これを書いていても、

ズシッと余震が何度も何度もきます。







自分が体験して初めて分かる、理解できる。




みんな、みんな


本当に怖かったと。


余震の多さに眠れない不安がどれだけのものか。


地震に加え、原発、津波が重なったあの災害を経験された方々の

気持ち。


計り知れない恐ろしさ。





まるで現実じゃない今の時間です。


昨夜のアレが最後だと思えません。


また、来そうです。