あの日。
プリペイド携帯を開いたら
アドレス帳が全部消えていた。
携帯自体は使用できて壊れていない。
フリースクールを否定しきれなかった親が
フリースクールの先生に言われて全消去した可能性があった。真相は闇の中。
私は当時、通信制の大学生だった。
夏休み、秋、冬休み、春休み、に東京で授業があり受けていた。そこで高卒で国家公務員になった年上の女学生と知り合った。
ホテルの部屋をシェアしていたフリースクールの友達にそんな話をし、お風呂場まで携帯を持ち込んでいたら、凄く嫌な目で睨まれた。
シェアした友達とは昔、仲違いを一度したこともあった。
そんなこんなでフリースクールの先生に私の交友関係を知られてアドレスを消去されたのだろう。
親は私が知らない時にフリースクールの先生と会って話をするのだから。
そして、私もフリースクールに入るとき、地元の友達とは縁を切りなさいといわれ、携帯電話を使用していることをきつく怒られた。
変に真面目なところがあったかもしれない私は一言一句フリースクール先生を信用してしまっていた。
国家公務員の大学のお姉さんは、私を飲みに誘ってくれた。二十歳になったばかりの私にサプライズデザートも頼んでくれ奢ってくれた。
私は図々しくも二度も奢ってもらってしまっていた。
居酒屋の豆腐の料理の端っこを切り分けようとする私に、お姉さんは、「こうやって分けるのよ。」
と箸で四等分にし取り分けてくれた。
当時の私は今以上に会話ができない人で話を聞くだけで何も弾めずつまらない人だった。
家に帰宅してお礼にお酒をあげたいとメールしたあと、よく覚えていないが、次に携帯を見たときはアドレス帳もメールも全消去されていた。
そしてプリペイド式携帯なので課金せず終った。
だいたい通信制の大学の授業は一科目一週間から3日でその終わりに飲み会があった。
私はほとんど参加した。
東京の食事おいしい。
お酒もおいしくて、中華料理屋で紹興酒をがぶがぶ飲んだら足元がおぼつかなくなって、先生に腕を取られて駅まで連れて行ってもらった。
別の授業の後の飲み会でも、がぶがぶ飲んでたら足元がふらついて、同じ学生さんに最寄り駅まで連れて行ってもらっていた(^_^;)
その優しい学生さんとはアヴリル・ラヴィーンのライブまで一緒に行ってもらったが、私が行列しているグッズ販売に行くために待たせまくって、機嫌を損ねてそれで縁がなくなった。どうも私も若かったし、思いやりに欠けていたなぁと反省しています。
別の授業の飲み会では水割り芋焼酎を飲みまくって、ホテルまで自分で帰れたけど吐いて、
翌日の午前の授業は休みました。
通信制大学を中退して、
もう呑むのはやめました。
強くないのを知ったからですね。
あとは、あんなにおいしい東京のお酒を飲んだら、市販の安いお酒はなかなか呑めなくなるものです。
今でも孤独でしょう。
私はなかなか人間関係をもてない性格ですね。
なんかもういっぱいいっぱいで気がついたら友達失ってますね。
いい大人になったので、もっと人を大事に、今の御縁を大事にしたいです。
このあてもない空に、手に入れたもの与えられたものを大事に抱えて積み重ねてく年月にしていきたいです。