統合失調症の陽性症状で私がしてきた過去を思えば、私なんて、せめて自己弁明と後悔という涙の雨とともに雪のように溶けてしまえばいいのにと思う。
だけど、君がいる風景がすき。
君とみんながいる場所が好き。
浜崎あゆみさんはNonfictionで「なんにしろ孤独は消えない」と歌い、デビュー当時から孤独を歌う歌を披露していた。
私がもっと大人だったら、孤独は常だと受け入れて、人に求めすぎなかったかもしれない。
そしたら、冷静でいれたかな。
結びに変えて
今読んでいる入門万葉集より歌を一つ、二つ添えて。
我が妻は
いたく恋ひらし
飲む水に
影さへ見えて
よに忘られず
作者:若倭部身麻呂
鳴る神の
しましとよもし
さし曇り
雨も降らぬか
君を留めむ
作者不明
時を超えてロマンスを感じている、万葉集に。
たぶん、彼はつまらないというかもしれないけど。
でもね、
たとえば仕事一つとっても
人差し指を伸ばして振ってみて、できたような単純な会社でも仕事でもないの。
日本の国のために戦争へ向かったという万葉集の防人歌や、日本を統治した天皇の歌や無名の民の歌のひとつひとつが、今へつなぐ階段として私に一つの道をくれるの。一朝一夕には成らない今の時代を偲ぶことができる。