走ってきた!第31回日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)その⑤ハセツネカップとはなにか?
2023.10.9(月)
06:00 大ダワ駐車場 +29分
夜も明けて気温はこれ以上下がることはないから、下のカッパも脱ぐ。脱いだら、その軽快なこと!
あぁ気持ちいい。
それだけで気分が明るくなる。
胃は少し落ち着いてきたので、ワンチューから2口吸うツーチュー作戦に切り換える。
大ダワからしばらくは、尾根に上がるところが急だけれども、その後は緩やかに登る道。ポールを駆使してサクサク登った。夜明けで気が楽になっているのか、ゆっくりと進む選手も多いので、大岳山までの間に10人は抜かせてもらっただろうか。ある人には追い越す際に、どうしてそんなに元気なのか?と声を掛けられた。いやいや。何とか手を打って復活したのですよ。数時間前はリタイアを考えていたんだもの。
岩が多い急登を階段で登るようになると頂上が近い。このあたりはさすがに詰まっている。手を使うようなところを通過する場合は、15分毎のツーチュー作戦を前倒しで吸っておくなどタイミングを調整をして進んだ。
07:15 大岳山 +42分
雨は少し小降りになった。けれど、去年にも増して、真っ白(笑)
調子が上がってきても計画からは42分の遅れ。登りで詰まっていたランナーの集団が休んでいるが、彼らに合わせたせいか、🐱はさほど疲れていない。記録の写真だけ撮ってすぐに下山に掛かる。お陰で降りはじめてすぐの岩場には誰もおらず、マイペースで進む。
緩いアップダウンをできるだけ走る。
尾根から谷へ降りたところが、綾広の滝の水場。
07:50 綾広の滝の水場 +20分
豊富な水が流れている。顔を洗って冷たい水を飲む。さっぱりして気持ちいい。
クルマも通れそうな広い道を登っていくと、カーブのあたりにスタッフ様が手を振っている。あそこが長尾平。
08:10 第三関門 長尾平 +1分
ペースはだいぶ戻して、ほぼ計画通りになった。
大岳山で小降りなった雨がまた強くなっている。動いている分には寒くないが、降られっぱなしで動けないスタッフ様は相当きついのでは。それでも元気良く送り出してくれる皆様に感謝です。
いよいよ最後のセクションへ入る。残り13.5キロ。予定では2時間50分。
残り時間は4時間50分ほどあるので、早歩きでも完走ができそうなだ。
舗装された緩い登りを御岳神社の門前までいく。鳥居の前で手を合わせて、ここまでの無事の御礼と、この先の安全をお願いする。いつか本殿にもお参りしたいものだ。
急な坂を門前町まで降りる。最後の水場の手水場があるが、やはり飲料は余裕があるのでスルー。旅館の玄関先に自販機があり、冷たいコーラが飲みたくなるけど、飲んだら失格です。
門前町を抜けて砂利ぽい道に入る。もう下りの足になっているので、日の出山の階段状の登りが非常につらい。日の出山のあずま屋にもスタッフ様が詰めていて、本降りの雨に屋根から出ない。
ここで補給。チューチュー作戦のお陰でゼリー飲料が減っていき、ザックがだいぶ軽くて嬉しい(笑)
日の出山直下の階段に組まれた丸太がツルツル。先行者がひとりコケた。
あとはひたすら下り。スローペースで筋肉は疲れなかったのか、ずっと走れるじゃないか!
(とはいってもキロ6分がいいところ。)
09:05 道が沢のように流れている。
雨は止まないどころか、先ほどよりよほど強い。泥水のなかを構わずに走る。日の出山からは歩いているランナーが多く、ひとりふたりくらいには道を譲ったが、あとは10何人抜いていくばかり。ちょっと涼しいくらいで走りやすいか。
10:20 人界への橋
ここらはもう武蔵五日市の裏山。大会のアナウンスが微かに聞こえてきた。もうすぐゴールと思うと嬉しくてペースが上がる。
ここでもひとりに追い付き、挨拶がてら少し並走してお話。🐱は、走っていないと身体が冷えてしまうから(仕方なく)走っているんです、となぜか追い越していく言い訳をした。
道がアスファルトに変わると傾斜が強くなり、一気に高度を落とす。ここでも何人かをパスする。雨の中、角々にいる誘導の方にお礼をいいながら、スピードは緩めずに走った。
最後の角を曲がると、ゴールの横断幕が見えた。ようやく戻ってきた。今年も泥々のびしょ濡れ。つらいときもあったけど、やりきった!
最後のストレートを拍手で迎えてもらい、フィニッシュテープを切った。
10:44 ゴール △17分
ゴール直後の写真は撮り忘れた。
10:50
紙の完走証を雨に濡れないようにTシャツが入っているビニールの中に入れてくれた
ゴールには食べ物を中心に出店があり、身体が冷える前にささっと買い物して撤収。
雨や疲れもあり、うろつく体力が無くなっている(笑)
10分かかって五日市高校の体育館に戻ってみると、他の参加者の荷物はもうまばらだった。どろどろの服を何とか始末して、下着はトイレで着替えた。
反省点
泥を落としても良いようにレジャーシートと、子供がプールで使うようなポンチョ状のタオルがあると良いと思った。
12:30 ゴール地点へ戻る。
帰りがけに覗いてみる。戻ってくる選手に拍手!
終わりまで見てみたかったが、空腹に耐えられず撤収。
13:00 音羽屋 五目らーめん+ライス
昨年も食べた音羽屋。入ってみると、なかなかの繁盛。地元客に混じって、ハセツネ衆もたくさん。
空腹を感じるけど、胃が心配なのでメインは麺で。でもご飯粒も食べたいのでライスも付ける。
あつあつの五目らーめん。うまい。あんかけをすくってライスへON。即席の五目飯。これもうまい。
あまり勢いよくは食べられなくて、一口ずつよく噛んで食べた。ちょっと量が多かったが、ゆっくり食べきった。
店を出て、武蔵五日市駅まで歩いていくと、スタッフ様により沿道に立てられたノボリの回収が始まっていた。ありがとうございます。
駅のコンビニで燻製チーズのお土産を買い、他の人がアイスを食べているのを見て、自分も買ってホームで食べた。
乗り換えた中央線では今年も運良く着席できて、それから東京駅まで意識がなかった。
補給食
after
もう半周くらいできそう。多ければ余して重りになるし、少なければ続けられないし。(完走目標には多めの方がいいはず。)
参加賞
今年はインゼリーとシエラカップ(やっぱりハセツネカップ)
フィニッシュ会場で買ったもの
スタート前に見つけて、ゴールしたら買おうと思っていた。遅いゴールでも売り切れずにまだ買えた、ハセツネカップ酒(笑)
特別純米酒の奥多摩も。帰りが重たかったけど、頑張って持ち帰った酒はレースを振り返りながら呑んだ。
おしまい