走ってきた!第31回秋田100キロチャレンジマラソン大会 その④熱闘




11:53 55.94kmエイド⑩笑内

前の人に続いて被り水を存分に頂く。アームカバーの腕に掛けてもらうと、しばらくはひんやりして楽だ。とにかく歩かないように、エイドで長居しないように。

12:08 大又川橋梁
ちょうど列車が通るところだった。乗客に見せるためか、ゆっくりと列車は過ぎていく。
橋を渡ると阿仁トンネルを迂回するため、R105を一旦離れて林道へ左折する。

12:22 この林道。
大覚野峠も大変だが、その次くらいに苦手なコース。写真ではよくわからないが、地味な登りが続いていて気付けば心拍が上がってしまっている。。
山中ではドンドンと太鼓の音が聞こえる。ランナーを鼓舞すると共に、クマ避けにもなっているのだろうな。山中に何時間もいるスタッフ様。それが何組かいた。通る度に挨拶をしていく。

12:31 60.90kmエイド⑪阿仁トンネル出口
苦手なパートもいつか終わるもの。
まずは被り水をお願いします!

12:34 しそジュース
甘酸っぱい。

エイドの状況。
パン、オレンジ、梅干し、シャリ玉、バナナ。
これに、ナシ、リンゴ、レモン。提供物は、だいたいこれがレギュラーかと。種類は揃っていると思う。🐱的には毎エイドでバナナが必ずあるのがありがたい。
以前は手製のお煮しめや、カボチャの煮付け、お漬物などもあったのだけど、コロナ対策なのか手作り品はまず無くなってしまった。。。

エイドを出る。日差しが強くて、水を掛けたアームカバーがあっという間に乾いていく。
荒瀬の小盆地を抜けて阿仁合の町に近づくと、ここでもR105を離れて商店街へ入っていく。

13:05 64.43kmエイド⑫阿仁支所前
阿仁合は旧阿仁町の中心部で、北秋田市の支所が置かれている。阿仁合駅は秋田内陸鉄道の拠点駅のひとつ。
古い商店街が残っており、町の人が通る度に応援をくれる。ありがたい。
ここではエイドの全景が撮れなかった。昨年の大会もここで崩れたが、今年も同様の状態。熱中症一歩手前。参った。とにかく日影と水が欲しい。まずドリンクをもらい、そのカップに入るだけのリンゴとナシを入れ、さらに口に咥えてエイド奥の建物の影へ移動。伝承館の外水道でしばらく頭を冷やす。濡らしたまま日影に腰掛けていると、段々と落ち着いてくる。リンゴ、ナシを頂きながら、この先を考える。
時間はどうだろうか。ランナーのボリュームゾーンからはかなり遅れており、走ってくる人も少なくなった。完走には黄色信号といったところ。関門閉鎖にはまだ25分あるので、自分から止める気にはならない。
次の関門は約17キロ先の一番舘前。閉鎖時間は15:30だが、ギリギリの通過では完走は厳しく、14:30くらいには通過しないと完走は危うい。
そうすると、あと1時間25分しかないが、その持ち時間で17キロ移動はちょっと無理だぁ。

詰んでいるというか、詰みかけている状態。それでも止められるまではジタバタしようと道路へ出る。ゆっくり走り出すが、まずは阿仁合の市街地を抜けたところの急登で足がやはり止まるのだった。

13:28 阿仁かざはり苑
ここは私設エイド。公式エイド並みの充実度で助かる。
運営は秋田県民生協会とな。現体制での開催は終了するという秋田100キロだけど、次期はこちらの秋田県民生協会が支援を買って出る。こうして前々から関わって下さっていたのですね!

13:37 68.56km エイド⑬吉田
かざはり苑からまもなく到着。嬉しいことにこのエイドは日影がたくさん(笑)

14:03 72.05kmエイド⑭神成

14:40 76.83km森吉除雪センター
14:30に一番館前到達が完走の目安なのだが、あと5キロ40分ほど足りず。
リタイアポイントなのか、シートが敷かれた倉庫内に横たわるランナー達。日影に置かれたイスが誘いを掛けてくるけど、まだもうちょっとやっていいですか。

14:50
秋田らしい黄金色の景色。恨めしいほどのピーカン照りに走ろうと言う意欲が削られていく。

15:20 81.37kmエイド⑯一番館前
ここは第五関門。何とか疲労困憊でたどり着く。昨年はここで回収となったので、とりあえずは昨年より前に進める。時間もないが、ババヘラは食べたいし、コーラも飲みたい。。エネルギーになるものを食べないといけないが、シャリ玉もパンも食べたくない。ひたすらリンゴ⇔ナシ。



続きます。