走ってきた!第20回富士山頂往復マラニックその④てっぺん。



ペースノート



07:05 九合目 萬年雪山荘

竹ペースからは2時間差をキープしている。2時間差は登山に入ってからずっとなので、登山パートのペース設定はちょうど良かったのだ。
一息入れて山頂アタック開始だが、ここからが長い。
小屋の裏手に回ると、万年雪の名のとおり雪渓を見ることができる。乾燥した高所でも清水を得られるのは、雪渓のおかげなのだ。

07:20 抜けるような青空とはこのことよ。
つづら折れの砂れきの道を踏みしめていく。九合5勺の小屋が見えてきた。

07:40 九合5勺 胸突山荘
まさに胸を突く登り。萬年雪山荘から40分も掛かっている。
固形物は食べられそうになくて、持参のものは手をつける気がしない。でも、何か食べないと、いまはよくても直に動けなくなる。売店を見てみると、チョコレートがあった。これなら食べられるかな。

07:50 板チョコ。
溶かせば胃の負担も無かろうと、ゆっくり口のなかで溶かしながら食べる。脱水気味の口中なのでかなり粘度が高いが、虎の子のカフェオレを投入して半分ほど流し込んだ。

見上げる頂上方面。
トタン屋根に木組みが重ねてある。ゴロゴロした石は重りとして置いたのか、落石なのか?

雲海。
樹海は雲海の下。豊富な水蒸気が木々を育んでいる。

08:22 鳥居
砂れきの道が岩肌に変わると、もう一息だ。

08:25  浅間大社奥宮
ようやく富士宮口の頂上。たくさんの人で賑わう。最高の天気に皆、嬉しそうだ。

うろうろしていると、写真お願いしますと声を掛けられる。もちろん引き受けるのだが、どうですか?と続く。
それならば、
テンション高めに撮ってもらった!

08:32 神社裏の広場へ移動。
山に入る前、三合目あたりでクルマで降りてきた呼びかけ人とすれ違ったのだが、今年は山頂お迎え隊はいない、とのこと。
やっぱりいない。

相変わらず火口はスケールが大きい。
最高地点の剣ヶ峰。3776m。
実はまだ行けていない。。

08:35 風も緩く、ぽかぽかとして暖かい。
平和な夏山。少し寝ていいですか。。。
少しだけ石を避けて、ザックを枕にごろ寝。
陽の光を浴びて、ぽかぽか気持ちいい。

💤



15分ほどで起きて、行動再開。

09:15 下山するにも腹が減る、ということで、
山頂の山小屋、富士館の食堂。さっきまでロクに食べられなかったのに、山頂に着くとお腹が空いて食べたくなる不思議。

カップ麺 800円 → 塩気が身に染みる
COO 600円 → 口直しに
コーヒー 600円 → ほっとする
しめて2000円。
高いと思うかはアナタ次第!
飲みたかったからいいけど、それでもインスタントコーヒーはちょっと高かったかなぁ笑。でも次も飲むと思う。甘くて温かい飲み物は力になる。
空いていた食堂も食べ終わるころには混雑してきた。そろそろ降りますか。

09:45 見納めに裏の火口の景色を見る。
次回は剣ヶ峰まで行きたいものだ。

09:50 御殿場口へ
下山は呼びかけ人推奨コースの御殿場コースを取る。結局、山頂では1時間半も過ごしてしまった。下山口まで移動しながら、身体の確認。調子はどうだ?そんなに悪くないようだ。

続々と頂上へ登りついてくる人々の邪魔にならぬよう、下降をはじめた。




続きます。