2023.7.2(日)蔵王・二口ONE DAY敗退記その②

想定以上のハイペースに気を良くした🐱は、勢いのままに突撃していくことになる。涼しい朝のうちに距離も稼いでおきたい。

06:41 水分(みくまり)神社
鳥居は金属製。冬季は風が強いためか、雪がそれほど積もらず鳥居が埋まりきるかどうか、といったところ。
神社の脇を抜け、縦走路へ入る。眼前に南蔵王の稜線が大きい。南屏風岳との鞍部へと急降下していく。登り返しもまた急だ。その間、逆方向からの登山者と3人すれ違った。エコーラインから不忘山の往復だろうか。

06:45 ムカゴトラノオ?

06:54 ミヤマキンバイ

06:55 ミヤマニガイチゴ

07:03 ハクサンチドリ(白)

ゴゼンタチバナ
稜線にもほんとにたくさんのお花が。

縦走路は時折、背の低いハイマツが登山道に被さるくらいで全体としては歩きやすく、ペースが上がる。

07:06 南屏風岳
出発から2時間で到着。

07:21 水引入道分岐

白石スキー場へ下ることができるが、水引入道コースは崖に近いよう激越な斜面が待っているので、エスケープには使わない方がよい。。

稜線上は高い木がない。
振り返ると、南屏風岳と不忘山。

07:24 アレですよね?
🐻さん。量は少なめ。小さい🐻かな。結構新しい。

07:27 屏風岳
時刻も7時半を回り、すれ違う人が多くなった。エコーラインからだと、縦走路をゆっくり2時間くらいで来られるようだ。

太平洋側
まだ、もや感がある。

北の方向
遥か彼方に大東岳と船形連峰が雲に浮かぶ。

吾妻連峰のアップ

07:34 中央蔵王 熊野岳が遠くに見える。
そういえば、空はすっかり晴れたな。

07:48 芝草平
夏の様相を見せる湿原。

07:50 お勉強

イワイチョウ
湿原のお花は意外に少なかった。

08:03 杉ケ峰
日差しが強い。。

08:06 杉ケ峰の肩から。

振り返るとまたも吾妻連峰。

北は熊野岳。
少しは近くなったか。

08:16 西に拓けたところに出た。
7月に雪を戴くのは飯豊連峰。

鞍部へずんずん降りていく。
やがて樹林帯に入った。木陰に入ると、いくぶん日差しから逃れることができる。

08:27 立ち枯れの森
このあたりは樹氷原で、厳冬期にはアオモリトドマツに樹氷が着くのだが、ガの幼虫とキクイムシの食害が進行しており、このあたりのトドマツはほぼ全滅。痛ましい姿を見せている。樹氷は枯れ木であってもできるそうで、将来的に樹氷を継続するために稚樹を移植したり対策を進めるそうだ。しかし、観光のための樹氷再生という視点よりは、なぜ過度にガやキクイムシが発生しているのか、環境になにが起こっているのか、大量の枯死は問いかけている。

08:29 刈田峠避難小屋への分岐
避難小屋は分岐から2、3分ほど。トイレはあるが、水場はない。泊まりで使うときは水持参で。実際には冬季登山者が逃げ込む小屋なのかな。

08:36 エコーライン
ここまでで3時間半。

蔵王エコーラインは、蔵王連峰を東西に横断する観光道路。
まだ朝の範囲かとも思うが、クルマ、バイクはひっきりなし。

08:50 うねうねとレストハウスへとつづく車道を直線的に渡り、刈田岳を目指して登っていく。
この直登の傾斜と背炙りの日差し。。
初めてキツさを感じ、立ち止まって息を整える。

08:57 南蔵王をみる。
振り返ると、朝に通ってきた南蔵王の縦走路。
左のとんがりが不忘山、からの南屏風、屏風岳、杉が峰は重なってよくわからない。


08:58 刈田岳
ここはもう観光地の範疇。写真には写ってはいないが、たくさんの人々。当然普段着で、ヤマ格好の🐱の方が異端。写真は、人がいない瞬間を狙った一枚。

刈田神社
御朱印だろうか、社務所には長蛇の列。

よく晴れて、今日はお釜もばっちり。
観光にはばっちりでも、日差しがいよいよ強く、走っていると汗が流れる。

09:08 刈田岳レストハウス
宮城県営のレストハウスは、貴重な補給地点。営業時間は9時からなので、ちょうど良い時間に着いた。
蔵王・二口の長大な縦走路の弱点は、稜線上には水場が皆無であること。レストハウスで飲料を買うか、笹谷峠から下へ往復1時間水汲みにいくか。
5本買って、コーラは塩タブや食事を取りながらすぐに飲んだ。

09:22 出発
レストハウスの建物の裏手、非常階段のようなものがみえるが、ドアを開けると六畳程度の避難小屋(避難部屋?)になっている。

さて。これで行程の1/4だ。白石スキー場からは4時間16分で来た。CT0.6より少し速い。予定表では0.6と0.8の間でこれている。
これは最後まで行けるのでは??
まだ差程疲れも感じないし、このペースで行けば、蔵王二口ONE DAY縦走は完徹できる??グラサン




つづきます。