2022.3.11(金)
3.11は休暇を取った。本当は海岸近くの避難丘巡りランでもしようかと思ったのだが、この日、天気が絶対的に良くなることがわかったので、海ではなく山へ。
行きたい山のストックから不忘山を選んだ。不忘山は蔵王連峰南端の山で、中腹にB29が墜落したことでも知られる。

先にガーミン。

ヤマレコ地図
ピンク実線が今回の歩行ルート。白石スキー場から登るため、アプローチは良い。

09:00 白石スキー場
例によって寝坊したものの、道路が空き気味で助かる。特に川崎町でR286から別れてからのドライブが楽しい。
遠刈田温泉を抜け、蔵王の東麓を快走する。適度なアップダウンとワインディンググラサン
白石スキー場の駐車場はとても広く、平日ということもあり、どこに止めて良いのか迷うくらいだった。


09:25 出発 
一応、センターハウスでリフトの運運行状況を確認する。登山にはファミリーリフト→第3リフトと乗り継ぐのが定石のようだが、事前の情報通り、ファミリーリフトは平日は運休。
そのため、ゲレンデの北端を歩く。ほぼ無人のゲレンデ。ここでスキーの練習したらうまくなりそう。

09:35 運行中の第3リフトへは10分程度で到着。
ここからは斜度が上がっていく。ゲレンデから林の中に入る。時折、スキーヤーがゲレンデを滑っていく。見通しが良く、センターハウスまであっという間に降りていく。

10:10 第3リフトトップ
何人かのボーダーが談笑していた。

しばらく台地上の地形が続く。
スキー場ではスノーシュー体験イベントを開催していて、このあたりを歩くとのこと。アザレア平というらしい。

10:25 山頂部が見えてきた。
濃いトレースが付いている。人気のコースなのだな。時折、ヤマレコ地図を出して現在地を確かめる。

東尾根は南側は緩く、北側の大きな谷が目印になっている。
小高いくらいの尾根なので、極端に視界が悪いとわかり辛いかも知れない。

東方向を望む。
春霞で遠望は効かない。

けれども、最高の天気だ。
山にしたのは正解だった。

あれがてっぺん、
と思わせておいて、実は違う。

風に叩かれて、よく締まっている。
ワカンの爪を効かせて、ぎゅぎゅっと良い音。

蔵王の主稜線が見えてきた。
右が派生尾根の水引入道山、左の吊り尾根が主稜線の屏風岳かな?

微風快晴

ニセピーク、もう少し。
標高1500mくらいだったか。


11:45 ニセピーク
ここまできて、山頂部が見える。あれっ?と思うほど遠っ。
しかし、まだ2時間しか登っていない。
それでこの展望だから、人気があるんだろう。

山頂アタック前に補給しよう。
風は冷たいが気温は低くなく、白湯はいらない。

12:05 森林限界はとうに越えて、若干雪面がクラスト気味。固いところだと、ストックの先が刺さらないことがある。ワカンの爪が効いていて、このままでも行けそうだったが、念のため(せっかく持ってきたため)アイゼンに換装。
ピッケルは出さなかった。

スキーを担いだオジサマとスライド。山頂は暴風でスキーが煽られて難儀したとのこと。

クラスト斜面をザクザク歩けたか思うと、木の下の穴に足がハマる、足ズボをために食らう。

山頂を捉えた。
エビのシッポの付いた標柱が見える。



続きます。