〜〜あらすじ〜〜

マイルズ(ダニエル・ラドクリフ)はネットの掲示板や動画のコメント欄に過激なコメントを書きこむのを趣味にしていた。ある日の夜、マイルズはスキズムという違法なデスマッチをネットで観戦しつつ、いつものように攻撃的なコメントを書きこんでいた。スキズムを主催するリクター(ネッド・デネヒー )はそのコメントに激怒し、マイルズの身元を特定した後、部下と共にマイルズを拉致する。マイルズは両手に拳銃を固定され、戦闘狂ニックス(サマラ・ウィーヴィング)と対決することになる。


今回見たのはハリーポッターシリーズでおなじみダニエル・ラドクリフ主演の最新作「GUNS AKIMBO」。

ハリーポッターというあまりにも大ヒットした大作に主演したダニエル・ラドクリフですが、そのイメージがいつまで経っても抜けきれず、今でも私の中では魔法学校の少年のままで止まっています。

実際にはハリーポッター全作品をきちんと見たことがないにも関わらずなので、根付いてしまった強いイメージを払拭するのは大変だろうと思います。

だからなのか、初めて彼が出ている映画「Now You See Me 2」を見たとき、これまでのイメージを裏切るダーティーな役柄だったので、そのギャップに違和感を感じ、映画にのめり込むことができませんでした。

 

さてこの映画のダニエル・ラドクリフはどうだろう?ですが、小汚く根暗で冴えないとても人間味溢れる役柄で、Now You See Me 2と同様にハリーポッターのイメージからは程遠いです。

しかも両手に拳銃をボルトで固定され、物も握れず不自由な状態で、強敵ニックスと対決するという、なかなかユニークな設定です。

ダニエル・ラドクリフ=ハリーポッターという構図が、私の中でようやく消し去ることができそうです。

ニックスというキャラクターも、最近ではハーレークイン並のインパクトのあるキャラクターで良かったです。

続編がもしあったら続投して欲しいところですが、ちょっと無理かな?

 

序盤はさほどですが、クライマックスにかけて暴力描写も過激になり、なかなかに痛いシーンも増えて来ます。

サイケデリックでパンクなカメラワークも秀でています。

そんな馬鹿デカイ銃で打たれたら、急所を外したとしても身動きできなくなるだろう等と、ついついツッコミを入れたくなるシーンもありますが、基本的には何も考えず楽しむのが良い映画です。

 

さて、劇場ので映画鑑賞が緩和され、劇場で映画を見るのも3ヶ月以上ぶりとなりましたが、大きなスクリーンと音の環境の中で映画を見れるのはやっぱり良いですね。

しかしお客さんの入りはわずかに6名、劇場内では上映中もマスク着用が義務付けられています。

また、本当なら4月〜7月にかけて大作が公開予定でしたが、武漢肺炎の影響で全て延期となってしまったのは本当に残念で仕方がありません。