10年目の胸中 | 祥子のブログ

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羽生結弦選手&フィギュアスケートについて独り言のように語っていましたが

ひとまず終了します

ありがとうございました

シニアデビューから10年......
まだ24歳なのに!ベテランと呼ばれる

スポニチさんが合同取材の言葉を口語体で記事にしてくださいました。
長いです!そしてまだ続きがあるようです。

なので気になったとこだけ抜粋。

羽生結弦、10年目の胸中「明確なゴールがある。その目標に向かって」


――初戦を終え、今季戦っていくに向けて見えてきた課題は。

「とりあえず試合としての演技っていうものを、あらためて本当に何回もやっているはずなんですけど、やっぱり毎回毎回気持ちっていうのは違いますし。
特に自分にとっては、ノーミス以外は敗北みたいな感覚が常につきまとった状態で試合をやっているので。そういう意味では、また新たなプレッシャーと戦いながら試合できたと思っていますし。
これからもまた試合ごとに違った緊張感であったり、体調だったり、そういったものが存在すると思うので。
これまでの経験をうまく生かして、うまく対処しながら、いい演技を目指したいなと思います」

――どの大会でもたくさんのメディア、ファンの人に囲まれる。競技に集中するために意識していることは。

「うーん。試合の時はやっぱりホテルから出る時もそうですし、部屋の中にいる時もそうですし、帰る時もそうなんですけど。
凄く集中させてくださっているというか。ファンの方々も気を使って、演技の方に集中させていただいているので、そこは何も問題なくクリアできているのかなと思っていますし。
あとは、もちろん今回は特に、新しい衣装で出てたのでジャージーを脱いだ時に凄い歓声が起きたりとか。
何もしてないのに歓声が起きたりとか、他の選手に迷惑じゃないかなと思うところもあるくらい凄く歓声をいただいたりする中で、
やっぱり自分はそういう期待があるからこそ、いい演技をしなきゃなっていう活力にはなりますし。
もちろん、対外的っていう意味では、結果を出すこと、またいい演技をすることっていうのがファンの方には全てだと思うので、頑張りたいなと思っています」

――今季、昨シーズン入れていなかった新しいジャンプを入れる予定は。

「後半4回転3本構成と、とりあえずグランプリシリーズ中にルッツを入れるか入れないかっていうのを考えながら練習したいなと思っています」

――後半4回転3本というのは具体的に何か。

「サルコー、トー、トーかなと思っていますけど。あ、後半…。今は後半って言わないんですかね?後半で分かりますかね。とりあえず、そうですね、後ろ3つのジャンプ…。違うな、そっか、こう言えばいいのか。
“4回転5本構成”と言えばいいんですか5本でいけるようにしたいなっていう風に思って。そのトレーニングも積んでいます」

――(4回転)アクセルも今シーズン中に?

「うーん。跳べれば。とにかく、その跳べるっていう感覚が自分の中で試合で跳べる、なのか。本当に練習で一発たまたま跳べる、という感覚なのか。いろいろあると思うんですけど、
とりあえず試合で成功させることができるレベルに達して、それから完成度を上げていって、ちゃんとGOEを取れるというレベルまでしていかないと試合に入れることできないと思うので。
そこは、ケガのリスクももちろんありますし。うまく試合と両立して、トレーニングをしていかないといけないなと思います」

――昨シーズンは、自分の中で「炎」がキーワードと話していた。今シーズンのモチベーションは何か。

「最初からありますよ(笑い)。最初から別に、なんだろう、あんなフニャフニャした自分ではないなと思っていて。
本当に明確なゴールが凄くあるので、その目標に向かって毎日練習したいなと思っていますし。
モチベーションはあの世界選手権の悔しさというのはもちろんあるんですけど、このプログラムに対してすごい胸を張って終われる演技をしたい、というのが一番のモチベーションかなと思っています」

――プログラムの完成、アーティストの部分と、世界選手権でもう1度、頂点に立ちたいというアスリートとしての部分はどちらが強いか。

「何かどっちも一緒だと思っているんですよね、僕は。僕はどっちかに寄りたいとは思ってないし。フィギュアスケートってそういうものじゃないと思っているので。
ただ、芸術点がどうのこうの、技術点がどうのこうのという風潮は、やっぱり自分は一スケーターとして感じてはいるんですけど、それって結局、圧倒的な技術があってその上でプログラムは完成させられると思うので。
やっぱり難しいことをやりつつ、その上でプログラムとして
“やっぱりこのプログラムにはこういうジャンプが必要だよね。こういう難しさがあって、もっとワクワクしなきゃダメだよね。ドキドキしなきゃいけないよね”
っていうものを感じた上での、プログラムの完成にしたいなと思っています」

――4Aも跳べるように頑張って、フリップも、さらには5回転というワードも出てきた。今、どういう気持ちでやっているのか。以前のベストな状態で(第一線を)引くという気持ちはどこに終着したのか。

ベストがどこなのか分からないんですよね。やればやる程、もっとこう出来るな、ああ出来るなっていうのは凄い感じますし。
なんか、うーん。とにかく今を一生懸命、生きてるっていうか。
今、一生懸命トレーニングしてて、今よりいい自分に。ベストって言い切れないかもしれないですけど、やっぱりベターな自分に毎回、毎回、更新できるようにというのは凄い考えてやってます」

――それが北京五輪の2022年になったら、その時はどうするのか。

「そのままやってたら出ますし。そのまま…。多分あの、何て言うかな。
負けるぐらいだったら辞めろって思ってるんで、自分は本当にはっきり言って。ぶざまな姿は絶対見せたくないので。
やっぱりそれまでやってるんだったら、たぶん4Aを目指しながら、全種クワッドを目指しながらやっているんだと思いますし。今もその気持ちでやっぱり練習はしていますし。フリップはやる気ないけど(笑い)。
でもやっぱり、うん。常に強い自分で。
明言はできないですけど、常に強い自分でありつつ、その先にそれがあったら、みんなうれしいかなって思います。
(笑い)。…下手くそだな、コメント。ごめんなさい。何年、インタビュー受けてるんだろう…。ありがとうございます」(続く)