私は3つの手術を日帰り手術にて同時に行ったのですが、その様子についてお話しします。

まず、手術の種類は以下の通りです。
①内視鏡下鼻副鼻腔手術
②鼻中隔矯正術
③粘膜下下鼻甲介切除術


このうち、どの施術がどの順序で行われたのかは記憶していませんが、まぁ、どれも同じような感覚でした。覚えている範囲で流れを整理すると

※辛さに応じて★の数が増えます

麻酔スプレー&綿に浸した麻酔(☆☆☆☆☆)
まずここは余裕です。口や喉に麻酔が流れるのが分かりますがまったく辛くありません。これが終わると麻酔が効き始めるまで病室の外で待ちます。

麻酔注射(★★★☆☆)
結論から言うと、手術においてはこの注射が最も痛かったです。が、それでも星の数で言えば3/5くらいでしょう。歯医者で抜歯をする時に行う麻酔注射と似ています。私は歯科の麻酔注射が嫌いなので★3つとしました。この注射が終わるといよいよ、、、です。

手術本番(★☆☆☆☆)
ここから診察台を倒して鼻の中をガリガリゴリゴリ施術するのですが、ハッキリ言って痛くなかったです。麻酔のおかげで痛みはまったく(!)ありません。これには本当に驚かされました。手術前には不安がありましたが、手術開始5分ほどで「あ、この手術は痛くないんだな」と悟りました。
一方で、鼻の中をいじられているなんとも言えない感覚とか「バキッ、メリッ」と顔面の内部から聞こえてくる骨や軟骨を削る音はさすがにビビりました…。これらの音は先生や周りの看護師さんにも聞こえているそうで、相応の大きな音なのでしょうね。でもこの音がしている間でさえも痛みは皆無でした(ので、これから手術の方はご安心ください)。
そして3種類の手術は一つずつ順番に行われ、都度先生が「○○術を行います」と仰るのですが、それは聞き逃してしまいどのような順番だったのか今となっては分かりません。
とにかく驚いたのは痛みがないことと、手術中にいつも通り会話ができることでした。私は先生や看護師さんと2時間ほど楽しく世間話をして過ごしました。診察室は笑い声で一杯でしたが、どうやらそれが普通のようです。これは局所麻酔と全身麻酔との大きな違いですね。

ガーゼ詰め(★☆☆☆☆)
手術も終盤になりますと鼻にガーゼを詰めます。湯葉を丸めたようなガーゼを鼻の中に一枚、二枚、三枚、、、と次々と入れていきます。この数、半端じゃないです。「副鼻腔手術のガーゼ半端無いって。めっちゃ沢山詰めるもん。そんなに入れへんやん普通。」状態です。
未経験の方は「そうなんだー、そんなに沢山なんだ?」と言うでしょう。実態は今想像してくれた数の3倍くらいのイメージです。

マスクして終了(☆☆☆☆☆)
ガーゼの詰まった鼻先にコットン球(綿球)で蓋をして死人の様な状態になって、手術はすべて終了です。

といった感じで手術そのものは進んでいきました。
兎にも角にも痛くない、と言うのは発見でした。

手術終了後、自宅に帰ると徐々に麻酔が切れてきて、それはそれはツライ一夜ガーンを過ごすことになるのですが、それはまた別の記事で紹介します。