本日開催された新経済サミット2013に参加してきました。

サミット自体は、豪華この上ない方々が登壇し、アントレプレナー精神や日本経済が持つ課題を議論しました。

その中で個人的に印象に残ったことを何件か紹介したいと思います。

自分の事業が上手く行っていないときはすぐに変える。市場の変動に敏感に反応すべき。
Andy Rubin(Google 上級副社長)


ソシャゲで欲しいカードが出るまでどんどん課金してしまうように、事業投資を続けていると引くに引けなくなることがあるのは容易に想像がつきますが、そこで正しい道を選択し軌道修正するというのは至難の業だと思います。そこでの選択を誤っていたらandroidは今無いんじゃないかと思いました。


使う人がテクノロジーと感じないものが理想
ジャック・ドーシー(Square共同創設者・CEO / Twitter共同創設者)


度々この言葉は耳にしたりしますが、squareを創業したジャックさんが言うと説得力が全然違いました。テッキーなものと認識されれば使いにくいものと誤解をされ、キャズムをなかなか越えられなくなります。なので、すごく革新的なものに関しても使い方はごく日常的な操作と同じで済むもので、テクノロジーは外から見えない中でやればいいという考え方なんじゃないかと思いました。


シリコンバレーには多くの成功と失敗を繰り替えした人が多い(日本とシリコンバレーの違いについての言及)
ベン・シルバーマン(Pinterest 共同創業者・CEO)


シリコンバレーの良いとこってなんだろうって考えた時に、一番しっくりきた答えがこれでした。
多くの成功と失敗を経験した人達がいるからこそ、アントレプレナーになりたい人を応援できたり、それらの経験が次に繋がる可能性が大きくなるのではないかと思いました。


エンジニアリングがわかる経営者がこれから必要
熊谷 正寿(GMOインターネット)


この先市場がどう変わろうが、ユーザーに良いものを提供するという意味で主役になっていくのはエンジニアとクリエイターなので、エンジニアリングが全くわからない経営者というのはそもそも時代に沿っていないという提言でした。
個人的にも、経営者がなぜ自分のプロダクトはリリースまでの時間が長いのかや、なぜこの機能が重いのかなどをざっくりでもいいからわかっていないと戦略の立て方に少なからず支障をきたすと思いました。


そして、最後に世界のトップの方々が口をそろえて言っていたことを紹介します。

「失敗を恐れるな。自信過剰(クレイジー)になれ。」


今の時代、起業にリスクはほとんど存在しない。
失敗して当たり前の世界で、失敗を恐れて何もできないでいるより、失敗してそれを次に繋げればいい。
自分はできるという根拠は無いかもしれない自信が熱狂の原動力となり、成功を生み出す。


今回のサミットは確実に僕のアントレプレナーシップにさらに火をつけました。


$夢へのTRY

フィル・リービンさん(Evernote CEO)につたない英語で思いをぶつけました