私が初めて『 和田誠 』

という名前を目にしたのは

この星新一氏の小説のカバーイラストの

絵を見た時でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

星新一氏の小説のカバーイラストと言えば

真鍋博氏も担当しておりましたが、

 

 

真鍋氏のイラストも

とてもイメージが膨らみ

秀逸なものが多いのですが、

 

 

どこか小難しくて、

他人行儀な印象があり、

なんとなくインテリ臭くて苦手でした。

 

 

私的には

和田誠氏のイラストの

ほのぼのとした雰囲気の方が好きで

 

なんとなく

しっくりと来るような気がしてました。

 

 

 

 

 

この作品なんて

和田誠氏のイラストのテイスト以外では

他に考えられない。

と言っても

言い過ぎではないと思います。

 

 

 

 

1980年代に2期に渡って日本テレビ系列で

土曜日の23時~23時30分まで放送されていた

トーク・コントバラエティー

 

タモリが司会を担当していた

『今夜は最高 〜WHAT A FANTASTIC NIGHT!〜 』

 

この

番組のタイトルアドバイザーを

していたのも有名です。

 

 

 

ちなみに

この番組のスポンサーはパイオニアの一社提供。

この当時の

パイオニアのCMといえば

同社のコンポブランド『Privete』に出演した

この方が印象的でした。

 

 

中森明菜さんのセクシーで激しいダンスは

衝撃的でした。

 

 

 

 


 

 

 

和田誠氏と言えば

イラストレータだけでなく

映画監督としても名作を残しました。  

 

 

 

 

阿佐田哲也氏原作の

名著『麻雀放浪記』

 

 

自摸ったり、副露したりして

不要牌を捨てるまでの一連の課程を

ぐるぐる回る撮影方法で描写したのは

なんと言っても画期的でした。

 
 
 
 
 

この作品の中で特に好きだったのが

高品格さんが演じた

出目徳こと 大場徳次郎です。

 

 
 
 

 

漫画『哲也』では出目徳に相当する人物が

『ベタ六の死』に登場するベタ六こと剣崎六郎が

モデルとなっている様です。

 

コンビ打ちで連続して二を出して

天和を上がる元祖は

二の二の柴久」の異名を持つ大柴久作

と言うキャラクターもいる様ですが、

 

天和や九蓮宝燈そして、

劇場版『麻雀放浪記』の末期の場面も含めて

 

そのエピソードにふさわしい人物は

私的には高品格さんが演じた出目徳以外には

考えられません。

 

 

 

 

 

 

 

『麻雀放浪記』には

新宿(じゅく)の坊や哲、

上野(のがみ)のドサ健

など

魅力的キャラクターが多いのですが

 

 

出目徳についで好きなのが

阿佐田哲也氏の 別名義 『色川武大』による

左打ちの雀鬼

登場する作中屈指の強敵『印南善一

をモデルにしたヒロボン印南・・・

 

 

 

 

 

 

おっと、

 

 

 

 

また

いつもの癖で話がそれまくりで

和田誠氏と全く関係ない話題になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに

和田誠氏の奥さんは

料理家の平野レミさん・・・

 

 

いつもは明るい彼女ですが

さすがにこの訃報を目の当たりにすれば

 

 

心中を察しようとしても

到底及びもつかないほどの嘆きであろうと

 

 

和田誠氏のファンである私としては

彼女の悲痛と同様

心が痛む次第であります。

 

 

 

謹んで氏のご冥福をお祈りいたします・・・