『七草』の名前は、

 

実は、

それぞれの植物の名前になぞらえた、

 

縁起の良い語呂合わせの

呼び方になっている。

 

 

 

【参考文献】

民明書房刊『よくわかる春の七草』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芹(セリ)

 

 

 

競り勝つ。

 

秋田県の代表的郷土料理の一つである

きりたんぽ鍋の具材としても欠かせない。

しょっつる鍋にも入れます。

 

 

秋田では県内産・宮城産を含め

ほぼ一年中スーパーで

販売されている。

 

 

 

 

 

◆ 薺(ナズナ)

 

 

 

 

撫でて汚れを取り除くという

意味が込められている。

(別名) ぺんぺん草

 

 

ちなみに

何故にぺんぺん草と呼ばれているのかと言うと

莢(さや)が三味線の撥(バチ)に

似ているところから つけられたそうだ。 ぺんぺん

 

画像は必殺シリーズより

山田五十鈴さんが演じた

仕事人の元締め 『おりく』

 

 

 

最近は

ドキドキの形のイラストが

流行っております。

 

 

豊竹屋とは?

 

上方が発祥。

現在は東西で演じられる。

作中の

「○○のようで○○でない……それは何かとたずねたら」

という掛け合いが独立して

大喜利などで使われよく知られている

 

 

 

 

 

 

 

◆  御形(ゴギョウ)

 

 

 

仏様の体という意味。

母子草(ハハコグサ)とも言う

 

 

 

 

螺髪が特徴的な釈迦如来立像

 

 

 


 

 

 

ちなみに

現在では草餅といえば蓬を使うのが主流だが、

 

太古にはハハコグサが使用されていたらしい。

 

丹後国峯山(京都府と岡山県の県境)

出羽国秋田等の一部地域では

 

19世紀まで草餅の原料としてハハコグサが使われていた。

 

(古名はオギョウ、またはホウコと呼ばれていた)

 

 

 

 

◆  繁縷(ハコベ)

 

 

 

繁栄が広がるという意味。

ハコベラとも言う。

 

 

カナリヤの餌に束ねたるはこべかな

 

 

正岡子規の俳句でも御馴染のように

インコ等を含めて

小鳥達の食用にもされる。

 

 

 

 

◆  仏の座

 

 

仏様が座禅を組んでいるような花の形から呼ばれ、

 

「田平子(タビラコ)」とも呼ばれてる。

 

 

 

 

永安寺の阿弥陀如来像

 

 

 

 

 

菘(スズナ)

 

 

 

カブのこと。

神を呼ぶ鈴に見立てられている。

 

 

 

 

神を呼ぶ鈴

 

初詣でご覧になった方も多いのでは・・・

 

 

 

 

 

清白(スズシロ)

 

 

 

大根のこと。汚れのない清白を表している。

 

 

 

 

ちなみに、大根足というニュアンスは全くありませんよ

 

(こっちの目をよく見て、もう一回言ってみ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  音譜  僕らは七つの星なのさ、夜空に輝く星じゃなく~  音譜

 

 

 

 

 

あるかなぁと思って調べたら

まんまと、ありました。