あなたが
ピアノを習いたい
ピアノを習わせたい
と思ったのはなぜですか
ピアノが弾けたら楽しそうだから
ピアノが弾けるようになってほしい
音楽が好きになってほしいから
子どもが音楽が好きだから
こういった音楽的なこと以外に
感性豊か、情緒豊かな子に育ってほしい
自信をつけてほしい
かもしれないですし
もっと他のスキル
集中力、注意力、継続力がつきそう
という
期待をされている方もいるかもしれません
では、IQは
ピアノを習ったらIQはアップすると思いますか?
ここに
こんな興味深い研究があります。
大人における音楽の訓練、知能、実行機能の関連について
論文はこちら
河村まなみ先生が
翻訳をしてくださっています
まとめると
音大に行って演奏家になった人たち101人が対象となっています。
楽器はあえていろんな楽器の演奏家を対象としたようです。
共通することは
音楽の訓練、音楽トレーニングを受けたかどうかです。
注目の結果は
どうやら
音楽の訓練、音楽のトレーニングを受けるとIQにいい影響が出るようです
習っている期間が長いほど、IQへの良い影響がある。
実行機能と音楽の訓練期間/時間は正比例。
とも書かれています。
実行機能についてはこちらの記事をご覧ください
さらにこの論文では
参考資料として
他の論文にもふれています。
音楽トレーニングは、子供のIQにも良い影響が現れるという研究です。
音楽トレーニングと認知発達の関連
◆Schellenberg(2004)では、144 名の 6 歳の子供のサンプルの IQ が、 Wechsler Intelligence Scale for Children–Third Edition(WISC-III)によって 1 年間の音 楽または演劇クラスの前後に評価されました。 著者らは、WISC スコアの事前テストに違いはないものの、対照グループと比較して音楽グループの子供たちの WISC スコアが大幅に改善され、 それに加えて、口頭理解や知覚的組織指数も向上しました。
◆(2011)Schellenberg では、 9 歳から 12 歳の 106 人の子供 (半分は音楽的訓練を受け、半分は未訓練)が Wechsler Abbreviate Scale of Intelligence(WASI)でテストされ、 音楽グループの IQ が非音楽グループより高いとい う結果を得ました。 加えて、小児期の音楽トレーニングは、学業成績への良い影響(Schellenberg、 2006)と 言語関連能力の向上(Moreno、2009;Françoiset al。、2013)が報告されています。
もう少し詳しく説明します
ウェクスラー式知能検査とは
児童期や成人期においてもっともよく使われる知能検査だそうで
受験者の年齢に応じて、種類も分かれており
この研究では
16歳〜89歳対象のWAIS (ウェクスラー成人知能検査第3版)が使われました。
WAIS-IIIでは「言語性IQ (VIQ)」と「動作性IQ (PIQ)」と「全検査IQ (FIQ)」という
三種類のIQが測定されるのだそうです。
「言語性IQ」とは
「耳で聞いた情報を処理する能力や言葉を使って考え、表現する能力」を示すIQです。
「動作性IQ」とは
「目で見た情報を処理する能力、 非言語的な知識や空間的な動きを把握する能力」を示すIQです。
「全検査IQ」とは
「言語性IQ」と「動作性IQ」から 算出される総合的な知的発達の水準を示すIQです。
そして補助検査として
WMI についても調べられました。
WMIとは
ワーキン グメモリ(working memory:作業記憶,作動記憶) と注意力
その結果
そのすべてで演奏家グループは、
最高成績だったそうです
ピアノを長く続けていくと
色んな相乗効果があるのですね
楽しくピアノを習いながら
生き抜く力もつけていきましょう
生徒さんたちの笑顔が私の原動力
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だから自信がつきます
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