日曜日は

私が性被害にあった曜日



あの日は

帰宅すると

夫がいて子どもがいて

私が午前中に用意しておいた夕飯を食べ終えた後だった


家族の前では

何事も無かったかのように

ルーティンをこなしながら



「ごめんね

馬鹿なママで本当にごめんね」


と心の中で謝っていた




未だに

夫にも子どもにも


「マッチングアプリのこと」

「性被害にあったこと」

「警察で被害届を出したこと」

「精神科に通院し、薬を飲み、カウンセリングを受けていること」


何一つ知られることなく

ここまできた



夫は、元々

良い意味でも悪い意味でも

「他人に興味が無い人」

「仕事が大好きで仕事が一番な人」

私が突然丸坊主になったとしても、

きっと2〜3日は気付かないだろう



子どもはまだ学生だけど

自分の事は何でも出来る

塾に部活にデートにと

自分の事で大忙しな、青春真っ只中



私は

家族が大好き

仕事も大好き

日常に特別不満があった訳じゃない


それなのになぜ

マッチングアプリに手を出してしまったのか



ここ数年

(我が子が中学生になった辺りから)


妻としても

母としても

家にいてもいなくても大丈夫な人

になっていると感じていた

とても寂しかった




間もなく40歳



自分の女性としての「価値」や「存在意義」を確かめたかった


誰かに「必要とされたい」と願ってしまった



その結果



ネギを背負って空腹の獣の元へ出向き

鴨鍋にされてから

「そんなまさか」

と後悔している鴨🦆状態


私は馬🐎でも鹿🦌でもない

鴨🦆か、、、


しょうもない事を考えながら


日曜日だけは

とうしても眠れない