欠史八代とは
(古事記)(日本書紀)において系譜は存在するがその事績が記されない第2代綏靖天皇から第9代開化天皇までの
8人の天皇のこと
そのうち漢風諡号「孝霊」を8世紀後半に淡海三船によって
撰進された
第7代天皇 大日本根子彦太瓊天皇(日本書紀) 
大倭根子日子賦斗邇命(古事記)は
楽楽福神社に由緒縁起によれば
日本最古の鬼退治 (鬼住山の鬼)の伝承を持つ方だそうだ
また孝霊天皇の在位の時代には秦国より徐福が仙福(不老不死の薬)を求めて来日している

孝霊天皇の子女として
皇后細媛命との間には
孝元天皇(大日本根子彦国牽天皇、日本書紀)(大倭根子日子国玖琉命、古事記)がおり
その孝元天皇の子には
第一皇子で四道将軍の1人であり
阿倍臣・膳臣・阿閉臣・狹々城山君・筑紫国造・越国造・伊賀臣ら7族の祖となる大彦命 
第二皇子で第9代開化天皇と成り
その皇子には武内宿禰の祖父(日本書紀)(古事記では父)と云われている彦太忍信命がいる

また淡路島の和知都美命の子倭国香媛(絙某姉/蠅伊呂泥/意富夜麻登玖邇阿礼比売命)との間には
大物主神(三輪山の神)との神婚譚や箸墓古墳(奈良県桜井市)伝承で知られる、巫女的な女性
倭迹迹日百襲姫命(日本書紀)夜麻登登母母曽毘売(古事記)
高志の利波臣・豊国の国前臣・五百原君・角鹿済直の祖となる日子刺肩別命(古事記)
吉備上道臣の祖となる彦五十狭芹彦命

同じく淡路の和知都美命の子絙某弟との間には
吉備臣の祖(日本書紀)吉備下道臣・笠臣の祖(古事記)となる稚武彦命
播磨(針間)牛鹿臣の祖(古事記)となる彦狭島命がいる
また稚武彦命、彦狭島命の母親 絙某弟は氏鹿氏、越智氏の祖とされている

鬼退治伝承を持つ孝霊天皇
北陸道に派遣され基盤を作った大彦命と子孫となる阿倍臣・膳臣・越国造
高志(越)利波臣・角鹿済直の祖である日子刺肩別命の祖父は
和知都美命
決して空想や欠史ではない。瀬戸内海から日本海迄、争いではなく血縁ネットワークで抑えて行った内容なのではないだろうか