チョップリンが新宿で単独ライブをやるらしい。ツイッターの告知で知った。

で、この告知に対し、ザ・ギースの尾関君(僕は面識ない)が“これはいかねば”とつぶやいており、タムケンさんも“ぜひ!”とつぶやいてるではないか。


何が言いたいかというと、ちょっとばかし感動したわけである。

僕はチョップリンを愛している。彼らの笑いがとても好きで、彼らが認められると、自分のことのように嬉しいのだ。

同じ事務所のせきもとぶりきが、ひこーき雲の単独ライブ打ち上げで涙したのと同じような感覚だろう。他人にはなかなか理解し難い感覚かもしれない。しかし「自分のことのように嬉しい」というのは偽らざる気持ちで、他の芸人に対してこんな気持ちになることはほとんどない。



実はその昔松竹だった僕。養成所に通い、ネタ見せをし、一番下のライブにチョップリンとよく出演してた。

一番下のライブとはいえ、簡単に出演できるわけではない(今はどうか知らないが)。出演権をめぐって、ネタ見せではいつも緊張感がみなぎっていた。

ネタ見せで、自分の好みとは異なるタイプの芸人が認められ出演権を得ると、なんでやねん!という気持ちになったものである。あれが評価されるんなら、方向性の全く違う俺はどう頑張ったらええんや…と。

僕だけでなく、養成所のほぼ全員といっても過言ではないぐらい、日々そんな愚痴をこぼしていた。

そんな中、チョップリンのネタは毎回腹の底から笑えた。これや!俺が好きな笑いはこれ。こいつら売れてくれ、こいつらが売れるんなら俺も頑張れる。そう強く共鳴したものだ。

その数年後、彼らは各局の賞レースで大活躍してみせた。



チョップリンとは、今ではほとんど顔をあわすことがない。でも心の底から応援している。