何かの本の中で紹介されていて、パラパラと読みました。


本の概要

AIが発達すると9割の人間が失業!? そのとき私達の暮らしは、資本主義はどうなる? 「人工知能によって経済は、社会は、政治はどこに向かうのか? 未来を知るための必読書」――飯田泰之氏絶賛! 人工知能(AI)が目覚しい発展を遂げています。小説を書いたり、囲碁をしたり、日々ニュースを賑わせています。 また、AIを搭載したロボットも活躍しています。pepperは感情を読み取れますし、ダヴィンチは外科手術をこなしますし、iPhoneに搭載されているSiriは道案内もしてくれます。 このまま技術開発が進んでいくとどうなるのか……? 2045年に起こると噂される「シンギュラリティ」より前、2030年には、AIが人間の頭脳に追いついてしまう可能性があるのです。 ホワイトカラー事務職は真っ先に職を奪われます。医者も弁護士も失業の危機に瀕しています。最大で人口の9割が失業する可能性もあると筆者は推計しています。一部の資本家以外の労働者は飢えて死ぬしかないのでしょうか? AIによって奪われた労働は、BIで補完しよう! BIとはベーシックインカムのこと。社会保障をBIに一元化して、子供から大人まで一律の生活保障を支給するという仕組みです。 AIの未来、資本主義の未来、労働の未来、社会保障の未来まで、気鋭の経済学者が語りつくします!


2016年発売。

AIが進んで労働者が失業したらBI(ベーシックインカム)を導入する。シャレみたいですね。あまり現実的な感じはしなかったのですが、私が見たので10刷だったので、話題になっていたのかな?

あとがきにケインズが引用してあったのが印象的でした。

インターネットにもそれらしき訳文があったのでメモしておきます。


わたしたちはふたたび手段より目的を重視するようになり、利便より善なるものを好むようになるであろう。時間というもの、一日というものを、徳をもってうまく活用する方法を教えてくれる人を尊ぶようになる。ものごとを直接に楽しむことのできるよろこばしい人々、労役もしないしつむぎもしない野の百合のような人々が尊敬されるのである。


野の百合のような人
って、自分がなりたい姿に近いかもしれないと思いました。


引用元記事