学校を休んで1か月。

冬休みが終わり、3学期になりました。

 

娘は、「学校に行く」と言いました。

 

だけど、集団登校は無理でした。

朝の登校時間を避けて、静かな通学路を
私と娘は歩いて学校へ向かいました。

 

「保健室は嫌」

 

そのことは、事前に学校へ伝えてありました。

学校の裏口に着くと、
校長先生が出迎えてくれました。

 

「保健室じゃなくて、隣の空いている教室へ行こう」

 

校長先生が案内してくれた教室は、
半分が倉庫のような部屋でした。

もう半分には、
3人掛けのソファーがひとつ。

床にはブルーシートが敷かれていました。

 

校長先生に娘をお願いして、
私はいったん帰宅しました。

 

給食の前、登校して1時間ほどして
学校から電話がかかってきて、
私は娘を迎えに行きました。

 

校長先生が、
その日の娘の様子を話してくれました。

娘は、
カーテンが閉まった薄暗い教室で、
校長先生としばらく、
何気ない話をしていたそうです。

 

私は、
娘が学校へ行けただけで、
少し安心していました。

 

でもその一方で、

 

「明日はどうなるんだろう」
「また学校へ行けるのだろうか」

 

そんな不安は、
消えないままでした。