ちょっぴり濃いめに淹れた紅茶が飲みたくなりました。
今日のお茶は、ネパールはジェンチャバリ農園で採れた秋摘のヒマラヤンオレンジです。
4.5g、350㏄、5分推奨のところ、水量のみ440㏄で、腰を少しばかり引きつつ。
柔らかさのある茶湯で、秋摘み紅茶らしい、落ち着いたコクと香りが存在します。
秋ものなのに、マスカット香もあります。 ← 意欲的な有機栽培をされている茶園とのことで、年中ウンカがぶんぶん飛んでいるらしい。σ(^_^;)
香りの複雑さの中に、洋酒を思わせる風味も感じます。
華やかさもあるけど、秋らしい穏やかさも併せ持つ花香。
いつもより少し濃いめというせいで、若干強めの渋みがお味全体を引き締めています。
そこへ、お茶友Nさんにいただいた、中国の寧夏省(ねいかしょう)で作られた薔薇ジャムを入れてみました。
ラベルもない、素っ気ない瓶ですが。
中身はこんなふう。
一般的なジャムのように流動体でなく、もろもろとしています。
薔薇と甘蔗糖だけで作られたジャムだそうです。
ちょっと見、薔薇というより金木犀花の乾燥の塊のようにも見えます。
これだけを口にしてみると、じゃりじゃりとした楽しい口触りのする砂糖の結晶の間から、薔薇の馥郁とした香りがしてきました。
これは、西洋の薔薇の香りではない。。。
日本の薔薇とも違う。
なぜだか中国!を彷彿とさせる、薔薇の香りです。
こちらは雲南省の薔薇が使われているそうです。
そういえば、私の持っている雲南の黒紅薔薇の香りに近いものが。
紅茶に入れてみると、かなり濃厚な薔薇の香りがたってきました。
飲んでみると、さらに柔らかさを増した茶湯になっていました。
華麗に装った中国美人の姿が、脳裏をよぎります。
。。。でも佳人を飾っている花の色は、なぜだか桃色。
本日も、御ご馳走さまでした~~。