全てが自分たちの思い通りにいかない田舎の葬式。

昔ながらの形式でなければ近所や親戚、あるいは友人や勤務先の人にさえ認めてもらえないのです。


お寺や神社に葬式を依頼しなければ、あの家は気でも触れたかと、村八分にされても仕方ないと思えるぐらい田舎の人たちにはお寺や神社に対する信仰心が根付いていることも思い知らされました。


3話でお話しした、お寺には葬式を頼まないと言って依頼を断られた葬儀屋も、地元の農業に深く携わる団体が経営する葬儀屋で、今となれば断られた理由も納得できます。


信仰心の厚い方には失礼ですが、なぜ日本には神と仏が存在しているのでしょうか?

もっと言えば、キリスト教や他の外国の宗教家もいるでしょ?


人間は死んでから行く世界が、生前に信仰していた宗教で違うということでしょうか?


神も仏も信じてない私は、死んだらいったいどこへ行くのでしょうか?


少し脱線しますが、次回は私の持論を語らせていただこうと思います。


つづく。