家計見直しの書籍では
民間医療保険の不要論をみかけます
●公的医療保障である「高額療養費制度」があるので
医療費自己負担は87,430円/月を超えることはない
●会社員が病気で長期入院した場合、傷病手当金が受けられる(標準月額2/3が最長1年6か月支給)
「単身者」や「被扶養者」が病気/怪我になった場合は
たしかに上記●公的保障でカバーできそうですよね
けれど、家庭の主たる収入者である「扶養者」が
病気や怪我で入院した場合は、家計の負担は相当大きい
夫氏は急な病で長期入院したことがあり
入っていた保険(終身特約)にとても助けられました
毎年の健康診断でも特に問題は無く
仕事もバリバリしていた30代前半
ある日突然
目が覚めると高熱
風邪症状はなし
原因不明の体調不良
高熱は数週間続き
入院して検査しても原因わからず
最終的に3か月弱の長期入院となりました
結婚4年目
マンションを購入したばかり
貯蓄もわずか(月収10か月分くらい)
子どもは1歳、3歳
私は当時専業主婦
何よりも、病名がわからないので先が見えず
不安な毎日でした
けれど、入っていた保険のおかげで
当面の入院費や生活費の心配は不要だった
夫氏が新入社員の時に
保険の外交員から勧められるままに入った保険でしたが
入院/手術/給与保障/死亡などなど
なかなかに手厚い保険内容(=保険料高い)
お金の心配をせずに
夫氏の治療や看病をできるのは本当に有難かった
ただでさえ、病気で不安な気持ちになるのに
お金のことまで考えるのは大きな負担です
この時の入院は結局病名つかず
最終的な診断書も「不明熱/〇〇の疑い」でした
それでも保険は無事に通り
結果、収支はかなりプラスでした
そのおかげで、夫氏もゆっくりと社会復帰できました
傷病手当金だけでは家計にゆとりがなく
「早く働いて!」と思ってしまったかもしれません
医療保険に入っていて本当に良かった
この時の経験があったから
お守り代わりの保険にこれまで加入し続けていました
けれど
そこから現在に至る二十年、保険受取はその後一度もなし
子どもも成人になった
貯蓄も少しずつ増えてきたし
今の我が家に保険はそんなに必要なのか
保険を見直そうと思います