AKB学園物語15~ドアの向こう側~ | 在宅ヲタのAKB48小説~orz☆

AKB学園物語15~ドアの向こう側~



ガチャッ





「ともちんっ!良かった~」智美はドアの方に友美の姿が見えたので、目を輝かせて歓喜の声を上げた。




ドアを開けたその先にはともーみがいてくれた。「良かった…」友美はひとまずそこに智美がいたので胸をほっと撫で下ろし喜んだ。




友美がチラっと智美の横にいる峯岸を見る、峯岸はニヤニヤ笑っていた。



峯岸は携帯を見て時間を確認すると「おめでとう、良かったねギリギリ間に合って」笑顔でそう言い、パチパチと称賛の拍手をした。




「良かったねじゃないよっ!ふざけないでこんな事して!」友美は身を震わせて怒った。「言いたい事は山ほどあるけど先にともーみの縄をほどくのが先…」そう言うと友美は、智美へ近付こうとした。その時




シュッ




「それ以上近づいたら刺すよ?」峯岸がナイフを智美の首元へと近づけた。「ちょっちょっと」智美がナイフを向けられ動揺している。




「なっ…約束はちゃんと守ってよ!」友美は近づくのを止めて声を荒げた。




「最初から約束なんて守るつもりないから」峯岸は冷たく言い放った。「…いくらなんでもみぃちゃんにそんな事出来る訳ない」友美は峯岸にナイフをしまわせようとした。




「それはどうかな?」峯岸はそう言うと、智美の右の首元にナイフを滑らせた。「いっ」智美は痛がった。浅く切り傷がつき、そこから血がタラ~っと出てきた。




「ちょっと!お願い止めて!」友美はまさかの行動に驚き、焦りながら言った。




「ともちん、あんたが仲間になるっていうなら本当に解放してあげてもいいよ?」峯岸はニヤッと笑いそう言った。



「ダメだよともちん!それだけは絶対ダメ!」智美が友美に向って叫んだ。「うるさいよ?また切られたいの?」峯岸はそう言い智美の首にまたナイフをつきつけた。「………」智美は黙った。





「その約束はちゃんと守ってくれるの…?」友美が地面を見つめながら静かに言った。「もちろん、私の目的はあんたを仲間にする事だけだから、元々この子には用無いし」峯岸はそう言うと、ナイフをこんこんと智美の首元にあてた。



「分かったよ…仲間になる、約束する、だから智美にはもう二度と手を出さないで」友美は峯岸の言う通りにし、智美を解放して貰うことにした。




御免ね…ともーみ、ともーみを守る為にはこうするしかないみたい…




「ともちん…」智美が泣きながら呟いた。「よく言ったよともちん!そうでなくちゃ、じゃっ今日から仲間だからね」峯岸は喜びながら友美に握手を求めようとし、ナイフを持ってない方の手を差し出した。その時




「なっ」友美がその差し出した手をどけて、ナイフを奪い取ろうとした。「ちょっと何すんの!」峯岸は奪われないように必死に握る力を込めた。「みぃちゃん!いい加減こんな馬鹿な事止めて!」友美も必死に峯岸からナイフを奪おうとした。




シュッ




「いたっ」ふいに峯岸の持っていたナイフが友美の首の右元を滑らせた。浅く切り傷が付き血が流れる。




「ともちん!」智美が泣きながらそう叫んだとき




ドンッ




部室のドアがいきなり開いた。「だっ誰だよ!?」峯岸が友美を突き飛ばしドアの方を見る。




「隙ありっ!」ドアを開けた人物は、履いている靴を峯岸に向って一直線に蹴飛ばした。







ビュンッ







「んなっ」靴は峯岸のおでこに勢いよく当たった。その拍子に峯岸は後ろから勢いよく倒れ、気絶してしまった。ナイフがカランカランっと下に落ちる。



その靴を飛ばした人物は落ちたナイフを素早く拾い、フゥ~っと一息付くと峯岸を見ながらこう言った。





「可愛い後輩達をいじめないでくれるかな?」





「「優子先輩!?」」ともともコンビが声を揃えて驚いた。




続く