幸福の指輪~前編~
すっかり日が暮れた暗い夜空の下、春香は人通りの少ない道を歩いていた。
「はぁ~今日も仕事疲れたぁ」春香はタメ息を付いた。
春香はOLだ。春香の会社は毎日夜遅くまで残業が当たり前だった。
そんな今日も残業をしてくたくたに疲れている。
「はぁ~何か良い事ないかなぁ」春香は呟いた。
春香は昔からずっと運の悪い女だった。道を歩いてたら鳥のフンが急に落ちてきたり、公園のベンチに座ったらペンキが塗り立てだったり、落とし穴にはまったり、
そんな不幸な事が起きてばかりの人生を送ってきた春香は、今まであまり幸せを感じた事が無かった。
「痛っ」晴香は何もない所で急につまづき転んでしまった。
転んだ拍子に財布を落とし小銭がいくつも道に飛び出した。
五百円玉が一つコロコロと転がり近くの自販機の下の奥へと入っていった。
「私ってほんとにツイてないよ…」春香は悲しい気持ちにり、自販機の下を怨めしそうに見ながら道に落ちた小銭を拾った。
全部拾い集めた春香はまた自分の家へと歩き出した。「幸せな事起こって欲しいな~」春香がそう呟くと
少し先の方にいつも歩いてる道に見慣れない、紫の四角いテントが立っている事に気付いた。
正面は開いており、そこに女の人が一人占い師の様な格好をしてテーブルに肘を付き座っていた。
占いかな…?少し気になった春香は「こんばんわ占いですか?」とテントに近付き中の女の人に話かけた。
「私の名前は大堀恵…」中の人がそう春香に返した。
いや名前は別に聞いてないんだけど…春香はそう思ったが、気になるのでもう一度聞いてみた「ここで占いしてるんですか?」
「違うよ…ここでしか買えない不思議な力がある物を売ってるの…」恵が静かに応えた。
不思議な力がある物?春香が疑問に思っていると
「あなた…不幸な事ばかり起きてるわね、幸せになりたいと思ってるでしょ?」と恵が春香に言った。
「えっなんで分かるんですか?」春香は心の中で思っていた事を当てられ驚いた。
「私にはあなたの全てが見えているわ」恵はそう言うと机の下から小さな四角い箱を取り出し、それを春香の手に渡した。
いきなり箱を渡され、?顔で春香がその箱を見ていると
「その中に入ってるのは『幸福の指輪』幸せになれる物よ…」と恵が言った。
幸福の指輪…?春香は黙って箱を見つめていた。
続く
「はぁ~今日も仕事疲れたぁ」春香はタメ息を付いた。
春香はOLだ。春香の会社は毎日夜遅くまで残業が当たり前だった。
そんな今日も残業をしてくたくたに疲れている。
「はぁ~何か良い事ないかなぁ」春香は呟いた。
春香は昔からずっと運の悪い女だった。道を歩いてたら鳥のフンが急に落ちてきたり、公園のベンチに座ったらペンキが塗り立てだったり、落とし穴にはまったり、
そんな不幸な事が起きてばかりの人生を送ってきた春香は、今まであまり幸せを感じた事が無かった。
「痛っ」晴香は何もない所で急につまづき転んでしまった。
転んだ拍子に財布を落とし小銭がいくつも道に飛び出した。
五百円玉が一つコロコロと転がり近くの自販機の下の奥へと入っていった。
「私ってほんとにツイてないよ…」春香は悲しい気持ちにり、自販機の下を怨めしそうに見ながら道に落ちた小銭を拾った。
全部拾い集めた春香はまた自分の家へと歩き出した。「幸せな事起こって欲しいな~」春香がそう呟くと
少し先の方にいつも歩いてる道に見慣れない、紫の四角いテントが立っている事に気付いた。
正面は開いており、そこに女の人が一人占い師の様な格好をしてテーブルに肘を付き座っていた。
占いかな…?少し気になった春香は「こんばんわ占いですか?」とテントに近付き中の女の人に話かけた。
「私の名前は大堀恵…」中の人がそう春香に返した。
いや名前は別に聞いてないんだけど…春香はそう思ったが、気になるのでもう一度聞いてみた「ここで占いしてるんですか?」
「違うよ…ここでしか買えない不思議な力がある物を売ってるの…」恵が静かに応えた。
不思議な力がある物?春香が疑問に思っていると
「あなた…不幸な事ばかり起きてるわね、幸せになりたいと思ってるでしょ?」と恵が春香に言った。
「えっなんで分かるんですか?」春香は心の中で思っていた事を当てられ驚いた。
「私にはあなたの全てが見えているわ」恵はそう言うと机の下から小さな四角い箱を取り出し、それを春香の手に渡した。
いきなり箱を渡され、?顔で春香がその箱を見ていると
「その中に入ってるのは『幸福の指輪』幸せになれる物よ…」と恵が言った。
幸福の指輪…?春香は黙って箱を見つめていた。
続く