世界平和組織「ワールド ペガサス」8 | 在宅ヲタのAKB48小説~orz☆

世界平和組織「ワールド ペガサス」8

「はぁはぁ…」



由紀は立ってるだけで精一杯だった。すると突然




えっ?由紀は体の力がフっと抜け、バタっと勢いよくうつ伏せに倒れた。




血を流しすぎた…?全身が動かない…動いてっ動いてよ私の体!由紀は心の中で強く思った。




「馬鹿め…無理をするからそうなる、じきに楽にしてやる」魔物は笑いながらそう言うと斧を勢いよく頭上に振りかぶった。




もう終わり…だよね私?短い人生だったな…由紀はそう心の中で思うと、ゆっくり目を閉じた。






きたりえ、もっと一緒にいたかった…私が死んでもきたりえなら大丈夫だよね…?





優子隊長、やっぱり私には敵いませんでした…結局私、一度も褒められなかったな…







由紀はそう思うとかすかに微笑んだ。







皆…さようなら…そして、ありがとう









ボォォォォォォォォォ





由紀が死を覚悟したその瞬間、突然魔物の周りの地面から大きな火柱がいくつも立ち始めた。四方八方に火柱が立ち魔物は身動きが取れないでいる「なっなんなんだこれはっ!?」魔物はよく分からない状況に戸惑っている。



どういうこと!?由紀も魔物と同じく、目の前の訳の分からない状況に戸惑っていた。







「私の力…『炎』の能力…」すると突然声が聞こえた。由紀が声のした方向を見る、この声って…





「優子隊長…っ!どうして…」そこには死んでしまったと思っていた優子が、いつの間にか立っていた。




「由紀…ごめんね、危ない目に合わせて…私なら大丈夫、私がもっと早くこの力出してれば良かったんだけど…」優子は由紀に向ってそう言うとすぐに魔物の方へ体を向け「もう大丈夫…一瞬で終わらせる!」と強く言った。





「ふん…生きていたのか、だがこんな炎どうって事ないわ!」魔物がそう言い火柱を抜けようとしたが「うわっちっち」と言い火柱に少し近づいただけで魔物は引き下がってしまった。



「気をつけて…私の炎は触れたら火傷程度じゃ済まないよ」優子はハッキリ言った。




「きさま~本気を出していなかったな~」魔物は本気で怒った。




「あなたを救おうとしたんだよ…だから力を使わなかった…でももう終わり、あなたは私の大切な部下を傷つけた」優子が魔物を睨みつけそう言うと




ゴォォォォォォ




突然魔物の周りの火柱が全て龍の形となった。「なっ」魔物が驚いた瞬間、その全ての龍が一瞬で魔物を勢いよく包み込んだ。




なっ…由紀が目の前の一瞬の光景に驚いていると、すぐに全ての炎の龍は消え去り、そこに魔物はいなくなっていた。跡形もなくなっている。




これが優子隊長の力…『炎』の威力…初めて見たけど、ここまでスゴいなんて…由紀はあまりにもスゴい光景を見たのでボーっとしてしまっていた。





「火炎龍…滅殺」





優子の声が聞こえた。




続く