AKB学園物語7~個性豊かなメンバー達~
次の日の放課後、萌乃はまた野球部の見学にきていた。昨日はあれから部活が終わるまで見学し、恵令奈と麻友と3人で仲良く帰った。今日校長に入部届を提出しすぐに受理されのだが、正式に入部出来るのは明日からだった。
そういえば昨日顧問の先生が練習を見にきて無かったので、帰りにえれぴょんにその事を聞くと「先生は試合の時くらいにしか顔出さないんだよっ」と応えた。確か大堀恵先生だっけ…「そんな適当な先生が顧問でいいの?」と、まゆゆに聞くと「めーたん(大堀恵)より頼りになる人が部にいるから大丈夫だよ」と言った。それは多分優子先輩の事なんだろうなと思った。
更に麻友から優子先輩がキャプテンだという事、そしてこの学園の美女四天王の内の一人である事も聞かされた。確かに美人かも…美人というよりは可愛いだと思うけど、大島優子先輩って本当にすごい人なんだなと改めて思った。
今日も萌乃と麻友は昨日と同じグラウンドのベンチで座っていた。しばらく練習を見ていると「今日はね近々練習試合があるから選抜メンバーが全員集まる時があるんだよ」と麻友が言った。萌乃が「へぇ~AKB学園の選抜メンバー…ここの実力者って訳だね」と言い選抜メンバーが見れるその瞬間を楽しみに待っていた。すると
「お~い選抜メンバー集合!」と優子の大きな声が聞こえた。選抜メンバーがぞろぞろと集まってくる。
「選抜メンバー紹介してあげるねっ」麻友が集まってくる選抜メンバーを見ながら萌乃に言った。
優子と合わせて9人が集まった。すると集まっていきなり「なになに~何で集めたの~?ともと遊んでたのに~」と一人のメンバーがふてくされながら言った。
そんな彼女の名前は板野友美。2年生で打順は主に2番、ヒットをよく打ちバントが大の得意、守備位置はレフト。
「こらこらともちん!練習中に遊んでたら駄目ぢゃん…大体いつも…」と一人のメンバーが友美を注意しながら説教をし始めた。
説教している彼女の名前は戸島花。3年生で打順は主に8番、守備の鬼と言われる程守備が上手い、守備位置はセカンド。
「…だからねっ真面目に練習しなきゃ駄目だからね」長い説教をくらった友美はぐったりしていた。友美に、ともとよばれた彼女は友美がぐったりしている姿を見てくすくす笑っている。「こらっともーみあんたもでしょっ!後で二人グラウンド10週だからね!」優子が友美と笑っている彼女に向かって大きな声でそう言った。
「「えぇぇ~っ」」とうなだれる二人。
笑っていた彼女の名前は河西智美。2年生で打順は主に7番、正確かつ迅速な彼女の送球はランナーを許さない、守備位置はライト。
「さてっ明後日に迫った練習試合ですが…」優子が喋り始めた。「さて何処とでしょう?はいっまいちゃん!」というと優子はまいという女の子を指差した。
指を指された彼女の名前は大島麻衣。優子と同じ美女四天王の内の一人で副キャプテンの3年生。打順は主に5番、 攻・走・守全て揃った優子と同等の実力者、守備位置はサード。
「えっ?ちょっちょっといきなりそんな無茶ぶりっ…えっえ~と…」いきなり優子に聞かれた麻衣は自信無さげに答えた「桜の花びらたち高校…?」「ぶーっそんな変な長い名前の学校はありません!正解は…青空のそばにいて高校です!」と優子が麻衣に答えた。
ある一人のメンバーは思った。いや青空のそばにいて高校だって相当変だと思うけど…
まさにその通りな事を思った彼女の名前は小嶋陽菜。同じく美女四天王の内の一人、3年生で打順は主に4番、見た目からは想像出来ない打撃力を持ちホームランを連発する、守備位置はファースト。
「ちょっと~麻衣先輩っ福キャプテンなんだから練習試合の相手の名前くらい覚えててくださいよ~!」あるメンバーの一人が麻衣に向かってそう言った。「なにぃ~?まいまいを馬鹿にしたな~っ」と麻衣が言いかえした。すると優子が「さえっ!さえも本当は知らなかったんじゃないの!?」と言い、さえというメンバーに近寄り問い詰めた。
「うっ…えっとあれだよっほら…青空と一緒に…」優子は彼女が最後まで言い終わる前に「違うから!青空のそばにいて高校だから!もう…しっかりしてよ」と呆れながら言った。
優子に呆れられたさえという彼女の名前は宮澤佐江。2年生で打順は主に6番、状況に応じた打撃が出来て精神力は誰よりも強い、守備位置はキャッチャー。
優子はハァーっ少しだけ溜息をすると明後日の説明をしだした「とにかく…明後日うちと試合する青空のそば…えぇい長い!!もう略しちゃえっ!えーと…そばにいて高校とは普通に油断しなければ勝てる相手だから!試合開始時間は最後の授業が終わって40分後!まだ後、明日あるけど打順と守備位置はいつも通りでいくからねっ」
陽菜は思った。普通なら青空高校って略するんじゃないの?そばにいての方をとるなんて…麻衣と佐江が馬鹿ちゃんなのは分かってるけど優子も以外と…
優子の説明が終わった後「ねぇ…お姉ちゃん!ゆかりん寝ちゃってるよ」と恵令奈が立ったまま寝ているメンバーの一人を指さした。
「それでね…麻衣先輩ったら…」「えっ?」萌乃は麻友の選抜メンバーのおとぼけ話を聞いていたが今の恵令奈の声が聞こえて驚き麻友の説明を遮った。
えれぴょん…後ろの方に立ってたから前の人に隠れて見えなかった、えれぴょん…選抜メンバーなんだ!
「えれぴょん選抜なの!?」萌乃は驚いて麻友に聞いた。「うんっ!あれっ言ってなかったっけ?えれぴょんすっごく足速いから打順1番任されててねっ盗塁何本も決めちゃうんだ!守備ではセンター守ってるんだよ」と麻友が応えた。
萌乃は思った。すごい…一年からいきなり選抜メンバーだなんて…私も負けてられないなぁ
「こらーゆかりん寝るなー」花がゆかりんというメンバーを揺さぶって起こした。「う~ん…」寝ていた彼女は目を覚まし寝ぼけながら言った「…あっ皆おはよっ!」皆は思わずずっこけた。恵令奈が「ゆかりんぼーっとしすぎ!」と皆を代表して突っ込んだ。
寝ていた彼女の名前は佐藤由加理。3年生で打順は主に9番、AKB学園の切り札と呼ばれ、特にピンチの時に力を発揮する、ピッチャーの代わりとして打席に立つDHとして試合に出る為、守備位置は特に存在しない。
まだ寝ぼけでいる由加理を見ながら陽菜は呟いた「ここのメンバー皆キャラ濃すぎ…」
続く