楽しみにしていたイザボーを観に、
池袋の東京建物ブリリアホールへ。
面白かった!大満足。
期待以上で、キャストの皆さんの歌を堪能出来た。
ロック調のズンズンと響く曲、
ライブの様に、曲に合わせて眩しい程に光るライティング、
高さと重厚感のある石造り風のセット、
悲劇的ラストに向かう重々しい感じ。
新作オリジナルミュージカルとして、
とても良い作品だった。
上演権が海外に売れると良いなと思う。
キャストの皆さん
イザボー:望海風斗さん
とにかくパラフルな歌声。
気持ちが良い。
文句があるならかかってこい的な
決め台詞が格好いい。
望海さんの持ち役になった感。
シャルル7世:甲斐翔真さん
歌上手い。
ラップ調の早口の歌もお見事。
狂言回しの為、殆どの場面に登場。
シャルル6世:上原理央さん
狂った王だが、いい声で歌う。
ジャベールを思い出した。
がなり立てる場面もいい声。
ダンスも披露。
ブルゴーニュ公ジャン:中河内雅貴さん
歌も演技も格好良い。
ラップ調の曲を歌いながら、
客席を周ってた。
オルレアン公ルイ:上川一哉さん
相変わらず良い歌声。
四季時代の王子的役柄とは変わり、
兄嫁イザボーとW不倫する役。
セクシーに演じていた。
足も見事に上がっていた。
ラムタムダガーを思い出した。
ヨランド:那須凛さん
甲斐さんと同じく、狂言回し。
ブルゴーニュ公フィリップ:石井一孝さん
ベテランの歌声を響かせてくれた。
先ずは、FCにご用意頂いた席が良かった。
3列目のど真ん中。
会費払ってFCに入っていて良かったと久しぶりに思った。
何度、目があった事か。
こちらが照れてしまって、目を逸らしたくなるが、
逸らすのも失礼と思って、固まるしかない。
開演の5分くらい前になると、
先ずアンサンブルさんの男女2人が舞台に登場し、
この時代に存在しない携帯の電源を
切っておかないと断頭台に連れて行くぞとアナウンス。
続いて、他のアンサンブルさん達が客席に登場し、
客席と一緒に、シャルル7世を呼び出すコールをした所で、
シャルル7世の甲斐さんが登場し、開幕。
甲斐さんがインタビューで、心を開放して盛り上がってくれないと、登場出来ないと言っていた為、拳を掲げ声を出した。
二幕目の開始時にも、
シャルル6世の上原さん、オルレアン公の上川さんのお二人が客席いじりをしながら登場。
他にもダンス的な場面で、客席に拍手を煽り、
会場全体が盛り上がった。
カーテンコールでは、
望海さんがライブの様に、スタッフを役回り毎に紹介し、盛り上がる中での終演。
ラストに、イザボー望海さんに、ドッサーっと落ちた花びら。
カーテンコールで、望海さんやアンサンブルさんがワチャワチャと床の花びらを巻き上げて、
こちらまで飛んできた。
やっぱり、持ち帰った。
石造り風のセットは、
ライオンキングのプライドロックの様に、
ぐるぐると回る。
ライオンキングでも思ったが、動いている階段を昇り降りするのは怖いだろうな。
休憩含み、約3時間。
たっぷり楽しめた。
イザボーの予習も兼ねて、四季のひばりを観劇したが、
演目によって、人物像が変わるものだなあと思った。
ひばりのシャルル7世は、
ひょうひょうとして軽い感じの人物だった。
そのシャルル7世の後ろに立っていた王妃がヨランドだったが、普通に母親と思っていたのが、義母だったのか。
ひばりには、そもそもイザボーが登場しないので、歴史に隠されたって事なんだろう。
昨日からの冷たい雨は終演後には、止んでいた。
昨日、今日と良い観劇が続き、良い週末となった。