「熊本かわりばんこ」という本の中には
知ってる地名がたくさん出て来る。
(そりゃそうだ、地元だもん)
時間や場所から著者お二人のお住まいが
だいたいココではないかなあ、と想像できる。
田尻久子さんの営む「橙書店」には何度か行ったことがある。
ある舞台で聴いた音楽が忘れられず
橙書店でそのライブがあると知って行ったのが最初だった。
『ふちがみとふなと』というのがそのインディーズバンド。
このライブは最高だった。
橙書店は「アルテリ」という文芸誌を発行されていて
毎号楽しみにしている。
「アルテリ」で知った渡辺京二さんや坂口恭平さん、
それから「苦海浄土」の石牟礼道子さんの本も
とても興味深い。
石牟礼道子さんの「椿の海の記」は
母のお気に入りの本でもある。
母にとっては同世代の熊本弁と時代の様子が
とにかく堪らないらしい。
「熊本かわりばんこ」も、図書館で借りたけれど、
やはり注文して買うことになりそうだ。