3月3日ひな祭り。夕方から雪が降るとの予報があり、少し寒い。今日のトレーニングは10:30からと16:00からの2部制。1030からの予定は遅れて、開始は11:00。トレーニングは3組に分かれて行われた。1組はうわさのバスケットボール。もう一組はセンタリングをシュート。もう一組は、役割分担ありでのセンタリングからのシュートであった。どちらかというとコンディション調整の意味合いが強い内容で、前日フィンケ監督が話していたコンビネーションサッカーとは何の関係もない内容であった。
ウーン残念。

一転1600からの練習は、中二人のパス回しのあと、ダッシュなどのフィジカルトレーニングをはさんで、スモールフィールドでの試合形式でのパスゲームが行われた。最初はフィールドのおよそ半分を用いた。小さなゴールを4つ置き、その4つのゴールはエンドラインにあるのではなく、両エンドラインを1、4とすると2,3の位置に、さらに逆向きに置かれている。通り過ぎないとゴールを狙えない。狭い空間でパスを繋ぎ、サイドチェンジも交え、さらに繋ぎ続け、ゴール狙う。オフサイドもあるので、かなり狭い空間が実現している。(不覚にも、なんだか、ルールがよくわからなかった)もうひとつはフィールドの半分強を用いて、エンドラインにフルコート用のゴールを置きキーパーもつけての、通常のミニゲーム。やはり強くパス交換を意識しつつ、ゴールも狙うという形式ものであった。

やはりパスの練習をしているのだ。

結局のところ、目指すサッカーのための練習をしていなければ、チームとしての意思統一はできない。パスを繋ぐことをチーム全員が意識的に行うことにより、結果として、パスを繋ぎ、チャンスを見つけ、あるいは見分け、スピードアップするという発想にも対応できるだろう。

準備は練習からである。

実戦において、練習でできること、意識してやっていることを、そのまま実現できるとは思えないが、練習でやっていなければ、頭ではやろうとしても、実際にできはしないのだ。
単純にドリブルさせたければドリブルの練習をたくさんすべきだろうし、パスを繋ぎたければ、その練習をすることが大事であろう。
パスは一人ではできないので、練習を重ねれば、どんな局面でもコンビネーションは生まれる。コンビネーションサッカーとは、当たり前すぎるコンセプトではある。
昨シーズンレッズはサッカーをしていなかった。パスをもらうための細かいポジション修正や、メリハリのある鋭い動き出しなど、いわゆるサッカーらしい動きを、選手がやっていなかった。
パスを強く意識することは、もう一度レッズのサッカーを構築するには効果があるだろう。
もちろん、何のチャレンジもない、つなぎだけのパス交換なら、意味がない。ゴールを目指すパス交換でなければならない。ロングパスも禁止されているわけではないのだから、
急所を突く、長いスルーパスや、鋭いカウンターも、期待したい。フィンケ氏が知っているかどうか知らないが、浦和の人は前に早いサッカーを好む。(速く、激しく、外連味なく!)パス一本や、前への鋭い動き、ドリブル突破も忘れずに実現してもらいたい。

さて、ピッチ上でどんなパス交換が実現するかは、開幕を待たなければならないが、最初からフィンケ氏が目指す形のコンビネーションサッカーが実現すると考えるのは楽観的過ぎるだろう。仮に何らかの新鮮なプレイが見られたとしても、フィンケ氏が考えているものとは違う可能性もある。実に面白いではないか。

いろいろな意味で、今シーズンの浦和レッズの「旅」は、興味深い。

元千葉、元日本代表監督のオシム氏が、目指すサッカー道半ばで、去らざるを得なかったが、フィンケ氏には、「これが私が実現したかったサッカーである」と言わせてみたい