浦和レッズ6-2大宮アルディージャ
勝ちました。

大宮はデニス・マルケス選手、マト選手などの中心選手がスタメンにいない。レッズもそうだが、怪我人が多いのだろう。
前半38分の山田直輝選手のゴールはオフサイドのようにも見えた。しかし大宮のベンチの前に位置していた副審はものすごいスピードでセンターラインまで戻ってきた。なんというすがすがしさ。抗議を受け付けない。私のジャッジは正しいという意思表示。素晴らしい。たとえ誤審であったとしてもあれが立派な審判の態度というものだろう。

後半開始7分の2点目は高原選手がもらったPKをエジミウソン選手が鋭く決めた。高原選手を押したのは藤本選手。この試合、藤本選手は意図したプレイができなかったりで少々苛立っているように見えた。藤本選手はこのファールで、2枚目のカードをもらい、退場。この退場は痛かった。10人になった大宮は、集中が切れてしまった。

この後、高原選手、エジミウソン選手、原口選手、山田暢久選手と、後半だけで5点。合計6点。この日一番スタジアムが沸いたのは、高原選手のゴールの時。やはりみんなが彼のゴールを待っているのがわかった。前半にも一度、豪快なボレーシュートがクロスバーを直撃したが、もともとは現代表の清水エスパルスの岡崎選手のような点で合わせるダイビングヘッドから、ボレーまで、なんでもござれの万能ゴールゲッターなのだ。毎回ではないけれど、今日の試合でも、時折相手ディフェンスラインで、動き出し、動き直ししていたが、いかんせん今のレッズは、本当の意味でぎりぎりのボールをFWに供給することは少ない。高原選手がここだと思ったタイミングで動いているのだから、周りの選手も、もう少し彼を見てもよいのではないだろうか。ただ、高原選手で少し気になったのは、なんだかボールが来ると思ってないような、棒立ちでいる状態が結構あるという現実。サッカーは次の瞬間あらゆることが起こるスポーツである。もっと獣のように準備していないと、局面局面の瞬間的な勝負に勝てないのではないだろうか。

原口選手のゴールは左サイドでボールをもらい、中に切り替えしてデルピエロ張りのシュートを放つ得意の形。その弾道は芸術的であった。彼もそうだが、今回の登場したユースの昇格組みは、それぞれ自分の形を持っている。それをトップリーグですぐに体現できるのだから、ものすごくレベルが高いのだろう。左サイドバックの永田選手もタイミングを見てするするっと上がり、ボールを呼び込む。エジミウソン選手の得点は彼のマイナスへのセンターリングをダイレクトでシュートしたものだ。ユースの昇格組みにないのは、プレイの激しさとオトナの体、経験だろうが、それもこの1年で相当進歩するだろう。
技術では劣ると思われる、細貝選手、鈴木啓太選手が、ものすごい運動量で動き回るのもわかるような気がする。この競争はもっともっと激しくなる。ちなみに、細貝選手が相手に寄せるときのユニホームがなびく後姿は、ダイナミックで美しい。細貝選手も、まだまだのびる。この辺はフィンケ監督の手腕ということなのだろう。選手間での競争が激しくなって誰もレギュラーを保障されない。今年のレッズは、選手の成長が本当に楽しみなシーズンである。

そのような感じで、今年は、ナビスコカップもとても面白い。見たい選手が実際に出場して結果を出してゆく。ほかにもいい選手がいそうで、楽しみが増えた。

試合は最終的に、つまらないミスから10人の大宮に2点献上したが、6点とって勝利。サンフレッチェ広島が、ジュビロ磐田に負けたため、浦和レッズがグループ1位通過ということになり、ACL組は名古屋だけの楽なほうのブロックに入った。とはいえ、浦和レッズとは比較的相性が悪い清水と名古屋と一緒のブロックなので、安心はできない。

若手の成長が著しい浦和レッズは、今年のナビスコの王者にもっともふさわしいと、思う。