中学3年生の長男の最近の体調と声なき声 | ameagari-no-suteppu ~ もう一つの空の下で

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雨あがりのステップは、長男が転校しようか悩んでいたときに、やさしく背中を押してくれた歌でした。
保護者として、子供が戸惑ったり、迷ったりしながらも、新しい道を歩んでいく姿を支えています。慢性腎炎の治療等について、綴っていきます。

 みなさん、こんばんは(^^) ameagari-no-suteppuですキラキラ

 ブログの立ち寄りやメッセージなどを頂いて、ありがとうございますニコニコ 

 

   今回は、 ”最近の中学3年生の長男の体調”や”学校”などについて、綴っていきたいと思います。その他、NHKで放送された「"不登校44万人の衝撃"子どもの声なき声」などについて、引用していきます。

 初めに、仙台市内でも中総体が行われていますが、長男は中総体には応援でも参加できていません。実は、長男は先日から蕁麻疹が出たり、食欲不振になったりしてしまい療養中でした(*_*)

 中総体期間中については、医療機関を受診したあと等に、学校に登校し、管理職の先生から事務連絡を受けて帰宅しています。校内はエアコンの設置工事をしていることもあり、登校といっても先生への挨拶程度です。管理職の先生のお話によると、本人がニコニコして登校しているとのお話で安心しましたが、本人に聞いてみると、苦笑いだよ(-_-メ) ということでした。 学校側と本人との認識に大きな差があるようですショック

 蕁麻疹の原因については、蕁麻疹が出たり消えたりしていることもあり、食物アレルギーや虫に刺されたというものではなさそうです。また医師の話によると、疲れやストレスで蕁麻疹が出たりすることがあるそうです。本人が痒みを訴えているわけではないので、しばらく様子を見ることになりました。食欲不振については、腸の働きが弱まっている可能性があるので、腸の整えるツムラの漢方薬「六君子湯エキス顆粒」を服用して、経過を見ることになりました。

 今年度、長男は、遅刻や早退はありますが1日も休まず中学校に登校していたため、疲れやストレスが溜まっているようにも思えます。また、昨年度の中総体で本人にとっては嫌な出来事があったので、中総体に向けて身体が拒否反応を起こしている可能性もあるのかもしれません。

 去年の中総体では、バスケットの試合の応援の際に、コートの向かい側に転校前の学校の生徒や先生方がいて、中学校の戒律を表したような旗が大きく掲げられていました。保護者としては、「聞いてないよ !! 」と思いながら、本人は”世界の終わりのような表情”をしていました(*_*)


↑長男が見た光景の一部。昨年度の中総体の応援の様子を綴った記事へのリンクはこちら
 

  転校前の中学校でどのようなことがあったのか、質問をいただいたので、再度簡単に説明させていただきます。

 初めに、2017年5月に、転校前の校長先生宛に、校外学習前に事前に下記のようなお手紙を書いて、校外学習先でのタオルの購入をご相談したのですが、「中学生らしくない」という理由で許可を頂けませんでした。
<手紙の抜粋>
 山寺での校外学習についてご相談させていただきます。2017年5月5日に、校外学習の事前見学に行ってきたところ、マスクを外し、本人のペースで歩くことで、頂上まで35分程度で登ることができました。この事前見学を踏まえ、校外学習に参加するにあたって、1点お願いがございます。校外学習の際に、山寺にある頂上売店において、本人の体調管理のため、冷やしタオル(550円)と冷凍されたクリスタルカイザー(200円)を本人が購入することを許可して頂きたいと思います。費用については、学校から制限されたお金とは別に、本人に持たせるようにしたいと考えております。本人は他の児童と比べ、疲れを感じやすかったり、気だるさを感じやすかったりするため、ご理解いただきますようお願いいたします。

  本人からすれば、学校が健康管理上必要な措置を認めていただけると考えていたのですが、中学校からは「中学生らしくない」ということを理由に、当初許可をいただけませんでした。そのような学校側の対応に、本人は精神的にショックを受けたようでした。なお、その判断をされたのは、校長と校外学習の隊長であった教務主任のようです。
※校長は「私は上記の指示をしていない」というような自己弁護を述べていましたが、指導者側の雰囲気を作っているのは校長であり、さらに校長宛にお願いのお手紙を書いたことに対しての返答でしたので、本人からすれば、校長から言われたことと変わらないのですが・・・、名門校の校長はまるで反省されていない様子でした。

 仮に、タオルを使うことで、自校の生徒がだらしなくみえてしまうということであれば、事前あるいはその場でタオルの使い方を指導すれば簡単に解決できる問題なのですが、生徒の健康上必要な措置(熱中症など)を軽視されたのか、教員としての指導という職務を放棄されたのかははっきりとはわかりませんでした。しかし、少なくとも病気を抱えている長男本人の中では、不信感が残る学校側の対応でした。
 

  また以下は、2017年11月29日(水)の放課後に、転校前のI中学校で行われた教育相談において、私どもからの質問に対する音楽科のF教諭が述べられた内容です。また、それに対して、2017年12月17日に学校や仙台市に提出した私たちの意見なども示しています。

音楽科のF教諭に、以下の質問をさせていただきました(以下、青色の文字が雨あがり家)。
・手本となる音(リコーダーの音)を聞かせていただくことはできますか?
・吹き方を教えて頂けますか?

 
音楽科のF教諭は、以下のように答えられました(以下、黄色の文字がF教諭)。
・そんなのネットに転がっている。どこにでもあるよ。
・教科書を見て覚えるんだよ。



その他、F山教諭は乱暴だと感じられる言動をとられていました。

教育機会確保法について、ご存知ですか?
→ ケースに応じてやっている。
普段の授業中や休憩時間に、F教諭から長男本人に話しかけて頂くことはなかったそうです。

暑い中マスクをして、合唱をすることが大変な状況でした。
→ マスクをしている人は他にもいる。音楽室はエアコンが効いている。校内合唱コンクールのときは、マスクを外すようきちんと指導している。校内合唱コンクールの練習(昼休み等)は、音楽の授業時間ではない。
本人にとっては、音楽室も暑かったようです。また、本人は体力が弱っていたり、感染対策や病気で不安を抱えていてマスクをしたりしておりました。そのような生徒の個別の事情に対し理解を深めることなく、普段から生徒の特性やニーズを踏まえた適切な指導及び必要な支援をして頂けていなかったように感じています。そもそもマスクを外すように指導することは、教科担任の指導すべき内容なのでしょうか?

音楽の低く評価された具体的な根拠を教えていただけますか?
→ 自己評価カードの文末が、前向きな形で終わっていない。文末が前向きになっていると評価できる。
 ※書き方や評価基準を教えていただければよかったのではないでしょうか?
体調不良があって次回の授業を受けられるかもわからない状態でしたので、次回の授業に向けて前向きな考えを自己評価カードに記入することは、本人には難しかったようです。先生から評価基準や書き方を教えていただいていれば、その評価基準に沿って書くことは可能であったと思われます。特に、長男の特性や事情を踏まえると、音楽表現の創意工夫の面の評価やその基準が適当ではないように思えます。
 
 
  長男も、 F山教諭の上記のような対応について、本人の精神面に及ぼす影響として危険と感じていました。また保護者としては、F教諭の対応を放置しておくと、さらにエスカレートする可能性があったり、同校にいる他の先生から類似した対応をされたりする可能性も考えられたため、上記について、郡和子仙台市長にもお伝えさせていただいたこともありましたが、長男本人も、郡仙台市長や市教育長に自分の気持ちを誠実に受け止めていただけたようには感じられませんでした。
 
 雨あがり家の長男は、病気による体調面の課題もありましたが、上記のような学校側の不誠実な対応にも、登校を控え不登校になってしまった原因がありました。本人の体調が安定せず、さらに学校を起因とする精神的な相当なショックもあれば、学校に気持ちが向きにくくなってしまっても仕方がないのだと感じられます。
 ※本人が小学校のときにも、学校側の校内におけるいじめ対応の事実隠しのため、教諭からひどいことを言われたことがありました・・・。その際の学年主任や3学年時の担任などの言動についても、そのうち公開しようかと思います。

 先日のTV放送「"不登校44万人の衝撃"子どもの声なき声」で紹介されたNHKの調査結果でも明らかになっていましたが、教員の対応やいじめについては、長男の事例に限らず、教員と生徒との間には、認識や事実に対する評価に大きな差があるようです。
※ユーチューブで、番組を投稿されている方もいます https://www.youtube.com/watch?v=WDfFYeFxZqo

 

↓NHKの調査結果

 

文部科学省とNHKの調査でかけ離れている項目

 
  また、不登校の子どもたちが感じている辛さやその気持ちについては、学校側や教育委員会が誠実に受け止めていなかったり、事実隠しをしたりしているためか、文部科学省には子どもたちの切実な声が届かない仕組みになっているのかもしれません。教員に生徒の純粋な気持ちを踏みにじられれば、子どもたちが声を発することをやめてしまうおそれもありますから、大人が子どもたちの小さな声に寄り添いすくい上げていく必要があるのではないでしょうか。
 

 一方で、先日の番組でも紹介されていましたが、生徒たち全員が安心して学校に登校できることを学校の上位目標として考え、子どもたちに寄り添って行動できる教育長もいるようです。仙台市にもこういう方に出てきてほしいな ラブラブ
 
 
 教室に戻すことが目的ではなく、学校で自分のペースで生活できるようにすることを目的として不登校対策を講じているようです。最近、長男が取り組んでいる学校との向き合い方と似ています。
 
 広島県の平川理恵教育長に限らず、教育機会確保法などの新しい法律や価値観に対応できる誠実な教育長に尽力していっていただきたいですねほっこり
 
<文部科学省の参考サイト>
・「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律第二条第三号の就学が困難である状況を定める省令について(通知) 28文科初第1502号 平成29年2月16日」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1384619.htm
・「義務教育の段階における普通教育に相当する教育機会の確保等に関する基本方針」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2017/04/17/1384371_1.pdf
 
 
 保護者としては、今後、各学校が教育機会確保法やそれに付随する基本方針を真摯に受け止め、教育現場の指導に正確に反映していっていただけることを期待したいと思います。
 
 今日は、長男の声なき声を綴ったameagari-no-suteppuでした。

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたニコニコ