次男の転校前の小学校校長先生への手紙 | ameagari-no-suteppu ~ もう一つの空の下で

ameagari-no-suteppu ~ もう一つの空の下で

雨あがりのステップは、長男が転校しようか悩んでいたときに、やさしく背中を押してくれた歌でした。
保護者として、子供が戸惑ったり、迷ったりしながらも、新しい道を歩んでいく姿を支えています。慢性腎炎の治療等について、綴っていきます。

いつも読んでいただいてありがとうございます。感謝キラキラ
 
  子供へのメッセージを製作中のameagari-no-suteppuです。
 ブログの立ち寄りやいいね、温かいメッセージを頂いて、ありがとうございます ニコニコ
 
 次男の転校や不登校問題に関与していた一部の先生方が、過ぎ去った日々としてお忘れになってしまっているそうなので、アメンバー記事の記録の一部を公開します。公教育の課題として、ご検討いただきたいと思います 真顔
 

 平成30年4月20日に、次男の件で、次男が通っていた小学校の校長先生とも簡単に教育相談を行ったのですが、学級懇談会の後でしたので、あまり時間がとれませんでした。そのため、4月25日に改めて相談する機会を設けていただきました。

 その際に、学校側の対応について書面で改善を求めました。その時の想いのこもった書面の内容を備忘録として、以下に残します。

 下記の内容は、転校前の小学校などに提出したものです。なお、下記の本文に書かれている、「子供の様子がわかる内容の履歴など」については、前々回のブログの内容です。


仙台市立K小学校
 校長 ○○ ○○ 先生



学校教育に関するお申し入れ

謹啓
 春暖の候、ますますご清祥の折お慶び申し上げます。この度は仙台市立K小学校の2年○組担任Y先生からの指導に関しまして、子供たちを保護するためにご相談させていただきたいことがあり、本状を提出させていただきました。以下、簡単にではありますが、現状や相談内容をご説明させていただきます。内容をご確認の上、ご対応いただけますようお願い申し上げます。

 先日学校側にご連絡させていただきましたが、2年○組の担任Y先生が子供たちに威圧的な指導を行うことによって、息子は1年生のときと比べ、登校する意欲が下がってきている様子です(別紙「子供の様子がわかる内容の履歴など」参照)。また平成30年4月20日、校長先生が本人を教室に連れていってくださらなければ、本人はY先生に心理的な抵抗感があって教室に入ることが難しかったようでした。最近では、本人はY先生とお話しすることが「むずかしい」と話しており、このままでは息子が子供たちの教室に入ることが困難になっていき、いわゆる不登校のようになってしまうかもしれません。

 

 保護者としては、学校で息子が安心できる居場所をつくってあげたいと思いましたが、先日のご相談では、K校長先生は息子が他のクラスへ編入することをお認めにならないというお話でした。そのため、K校長先生が、2年○組のY先生の指導方法を具体的に改善していただき、子供たちが安心して学習に励める環境づくりについて、具体的で確実な働きかけをしていっていただきたいと存じます。

 現状、Y先生の指導の際の乱暴な一部態度に関しましては、先日のご連絡や別紙の通り(一部掲載)ですが、現状それを改めようとする姿勢や、私たちの声を正面から受け止めようとする様子は残念ながら感じられておりません。というのも、前回の保護者懇談会や学校に訪問した際などで本件につきまして、Y先生に直接ご相談させていただいた際には、Y先生は「児童の聞き間違いや勘違い」であるという旨のお話をされるばかりでした。当然、実際にY先生のそのような言動を直接見たわけではないため、正確な状況は推察するしかありませんが、Y先生が問題に向き合う気が無いのだと感じざるを得ない状況です。

 

 現状すでに息子はY先生のことを忌避する様子も見られ、さらにY先生の問題の態度に関しまして不安を感じている2年○組の保護者は少なくいように思えます。実際に前回の保護者懇談会でも、既にY先生の口調への意見やそれを受けて児童が萎縮してしまっているという話などは出ており、そして先日K校長先生にお願いしました、Y先生からK校長先生へ保護者懇談会の正確な報告がされているとも思えない状況です。その場での話し合われた内容や不適切な指導の実情を今一度詳細をY先生から聴取していただくことは勿論、その内容を精査して頂きたいと思います。もしも現状、声を受け止めることよりも優先すべき事項や事情があるために、聴取や精査を見送られるようであれば、その判断に至る経緯を書面で或いは適当な場を設けて頂き、説明して頂きたいと考えております。

  2018年3月に文科省は、総務省から「教育委員会のいじめの正確な認知に向けた取り組みが不十分」という勧告を受けています。このような勧告を受ける原因は、教育委員会からの各学校や教員への指導が不足していることもあるのかもしれませんが、直接的な原因として「各学校がいじめや暴言などについての正確な認知に向けた取り組みが不十分なこと」が挙げられるのではないかと考えられます。担任のY先生は今回の件を否定されているようですが、その是非はどうあれ、公教育を担う小学校として、K校長先生がY先生の現在問題視されている威圧的な指導や不誠実な説明について、正確な認知に向けた取り組みを実施されるべきです。そして、Y先生の言動が課題のある教員の対応と判断できる場合、K校長先生や教頭先生による指導を中心に改善に努めつつ、保護者とともにより良い学級づくりを目指されるべきなのではないでしょうか。


 現在は新学期が始まったばかりであったり、1年生のときに先生方にお世話になっていたりするため、多くの保護者の方が、学校側にご相談させていただくことは心理的に申し上げにくいと感じていると思います。しかし、それに甘んじ問題の萌芽を看過しているようでは、問題は修復が困難な段階にまで進行してしまうおそれがあります。学校側にはそのような事情を鑑みた上で、保護者が学校に意見しやすい場を設け、その声に真剣に耳を傾けることが必要かと思われます。学校内のトラブルは、早期発見・早期対応の姿勢が必要ではないでしょうか。

 さらに申し上げるならば、児童は学校で平等に教育を受けたり、安心して生活したりする基本的な人権があります。教員からの威圧的な指導は、児童の基本的な人権が損なわれるおそれのある重大な問題です。今後は、子供たちや保護者の声にしっかりと耳を傾けていただきたいです。現状を正確に把握することは勿論、それに対して児童や保護者がどのように感じているのかを受け止めていただきたいと考えております。

 K校長先生におかれましては、上記内容を真摯に受け止めていただき、児童が安心して学校生活を送ることができる環境を学校自らが損なうということがないよう、学校側が主体的に教育職員の確かな指導力の向上を図ることを本状で要請させていただきます。そして今後、学校教育への懸念を重視し「教員の威圧的指導などに悩んでいる児童の声が届きやすい学校」、「課題のある教員への指導を実際に迅速に行える学校」を具体的に推進していっていただけることを期待しております。仙台市立の公教育を担うK小学校として、真摯にご対応いただけますよう、どうかお願い申し上げます。     

    
謹白

 


 小学2年生である次男は、担任の先生に毎日毎時間(週26時間)教わらなければいけないため、担任の先生への不信感が募ると、登校することが困難になってしまうようでした。

 

 

 

 なお今回は、かなり真面目な内容でしたが、さらっと読んで頂けると幸いです。公開の趣旨として、次男が通っていた学校はパパの母校でもあったので、校長先生に学校内部の自浄作用が少しでも働くようにしていただきたいという願いを込めました。

 

 中学生の長男は簡単に理解できる内容でしたが、小学生の次男が読むとしたら小学生の高学年になってからでしょうか。

 
 「いいね」については、次男が小学校に行けなくなってしまったことや、学校側及び行政に本腰を入れていじめ問題に取り組んでいってほしいということに共感できる方に押していただきたいと思います。
 今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございましたニコニコ