あの朝の

アラームが鳴り止まない

胸騒ぎや

パパの冷たくなった体や手や顔


叫びながらかけた電話

救急車の音


人口呼吸と心臓マッサージをしたら

少しあたたかくなったこと


でも心肺停止のままで

パパは一度ももどらなかった


あの日の少しでも思い出すと

息ができなくなって

涙が出てきて

なんで助けられれなかったのか

どうしてこんな事になったのか


私が何かしたのか

人生が間違いだったのか


全部の感情がぐちゃぐちゃにやってくる


大好きな人が朝起きたら死んでいた

私の大切な大切な人が

冷たくなっていた


何もしていないのに

ただ暮らしていただけなのに


パパは翌日会社に出社予定だった

お財布もカードケースも

会社のパソコンも

荷物がちゃんと用意してあった


パパは翌日も起きて普通の毎日が

続くと思っていた

私も娘もそう思っていた


だから今とのギャップに

心が全くついていかない