みなさん、こんにちは
最近、朝晩の冷え込みが感じられるようになって来ましたね
この時期は1日の気温の差が激しいので、みなさん体調を崩さぬよう気を付けてくださいね
私事ですが、昨夜は5?6年ぶりに全身に蕁麻疹が出て大変でした
病気になった時、病院でMRI検査をするため入れた血管造影剤の影響で体質が180度変わったんですが、
痛みと同じくらい痒みもつらいものです。
沈静していたので、思わずびっくり。
健康が1番、つくづく実感する日々です
さて、街頭活動が最近集中していてアップを滞っていた保護活動記事。
最近里親様からの近況報告も続いておりたまっているので、順次アップしていこうと思います
遡るは6月1日。
みかん&めろん&いちご&ふたばを引き出した後に引き出した3匹のちいさないのち。
とき&あいら&ひかり。
兄の友人が子ねこを迎え入れることを検討しているということで、
引き出してきた5兄妹の中の3匹。
まだ1ヶ月齢ほどの子たち。
手を出すと、
「フー」
「シャー」
「カッ、カッ」。
ケージの隅に固まっている、
身を寄せ合う兄妹たち。
正直その形相を見て戸惑った。
「自分に果たしてできるのか。。。」
別のケージにもちいさな子猫たち。
みんなまっすぐこっちを見ている。
ああ・・・、ケージが満杯・・・
「どの子を連れて行きますか?」
「・・・・」
「この子凶暴なんですよ、朝も手を出したら唸って。。」。
「・・・・・・」
現実と気持ちはいつも交錯する。
そしていつも選んで置いてきた子を考え後悔する。
この時の自分が1番キライ。
そして悩んだ末引き出してきた、ときとひかり。
本当は2匹だけのつもりが、
唸って凶暴な子と話していた、
あいらも引き出したいと話して引き出してきた。
思う。
自発的に甘えられる子は幸せだと。
表現がうまくできなくて、
でも甘えたくて、
気付いてもらえず思いは空回りし、
ひとり葛藤する。
そういった命ほどそのサインに気付くべき存在。
みんな誰かに甘えたいし、
安心できる場所を求めている。
甘え方を知らないだけなんだよね。
あいらの姿を見て重なる気がした。
手続きをして、家路に向かうダンボールの中で3匹は1度も鳴かなかった。
その後ずっと気になっていた残った2匹の兄弟はボラ友のIさんが引き出してくれました
1ヶ月よくがんばったね、
Iさん、本当にどうもありがとうございました
帰宅直後の様子。
左から三毛のとき、
キジトラのあいら、
茶とらのひかり。
時(とき)-幸せな時を刻んでほしいという願いを込めて。
愛羅(あいら)-愛を感じ生きてほしいという願いを込めて(「ら」はキジトラだったので追加で付けました)
光(ひかり)-どんなに暗い世界でも一筋の光になって輝いてほしいという願いを込めて。
ひかりは空ろな生気のない目、
ときとあいらはしわを寄せて自分の1つ1つの動きに唸っていました。
1番おとなしかったひかりはすぐにケージに移動でき、
次はとき。
そして、あいら・・・
人の手を極度に怖がり全身の毛を逆なで威嚇をするこの子を見ていろんな思いが過ぎった。
おかあさんはどこ?
こんなにちいさな体でどうして震えるの?
外でどんな怖い思いをしてきたの?
その瞬間もう、抱きしめてた。
時に理性が優先する時と、
感情が優先する時があるけれど、
この時は感情が先に動いた。
怯えるこの子を正面から受け止めたかった。。
威嚇のほとんどは攻撃ではなく、
恐怖からの威嚇だと自分は思います。
この時、あいらが抱きしめた手に唸りをあげ、噛み付くようなことは一切ありませんでした。
多くのボラさんのブログを読んでいると、
保護した子に声かけをして接しているのをよく見かけます。
保護した子たちに、
「大事だよ」
「愛しているよ」って声かけをしたり。
自分もよく言う言葉があって、
「大丈夫だよ」
「生まれてきてくれてありがとう」
「もう何も怖がることはないんだよ、
大丈夫だからね。」
そう言いながら抱きしめたりします。
たぶん他の人がいたら恥ずかしくて言えない言葉(笑。
不思議に話しかけている時、多くの子たちが目を見てる。
気持ち、分かるの?
分かるんだよね。
見てるんだよね。
センターに運ばれる命は、捨てられた子。
生まれてきたことさえ否定される現実。
乳飲み子は翌日には亡くなっている。
子ねこや子犬を見てかわいいと思いますか?
自分は涙が止まらなくなります。
かわいいという発想が負の連鎖を作り犠牲を生んでいる気がしてならない。
誰にも喜ばれず生まれ、誰にも気付かれず死んでいくなんて酷過ぎるよ。
生まれるのは必然じゃなく、奇跡。
せめて世界でたった1人でもこの子たちが生まれてきたことを喜んでくれる人がいてほしい。
あいらを抱きしめている間、
ときとひかりはケージの隅で身を寄せ合ってこちらを見ていました。
心の奥まで見透かされている、
そんな思いだった。
兄の友人Kさんのところへ行く予定だったひかり。
健康状態を見て万全にしてからのお届けでしたが、
Kさんからぜひ連れてきてくださいということで、
状態を説明し、了承した上で兄とお届けに行ってきました。
Kさんは兄の10年来の友人で、
姉御肌でサバサバした人。
それまでに1回しか会ったことなかったので、
お届けまで3回会い、いろいろな話をしました。
おもしろい、
たのしい、
兄の友人というだけで決められない。
ひかりが幸せになれる場所なのか、人なのか、
それを第一に考えて決めた場所じゃないと無理。
え?そうにゃの?
そうだよ、ひかりが幸せに暮らせることが第一。
いつもハラハラドキドキだよー
スピーーーーーー
って寝るんかい(汗
いつもこういうオチだね、トホホ。。(笑
うちに来て翌日のひかり。
完全にリラックス体位ではないけど、少し安心。
兄とお届け。
自宅、顔出しNGだったので、娘さんと先住猫のジジちゃんと記念撮影
(外だったので、この後すぐにキャリーへ)
Kさんの自宅は大きな一軒家
わんこ2頭、
にゃんこ1匹の賑やかなお宅の末息子として迎えられました
名前は「くう」
先日も兄に会う用があって兄の職場に行った時、近況を聞いてきました
家も近いし、何かあった時は連絡をして来てくれます
Kさん、これからもくうの事をどうぞよろしくお願い致します
引き出しても幸せにしてくれる人、
迎え入れてくれる人がいなければ、
本当の幸せは渡せない。
この子たちにとって1番の幸せはおかあさんたちと一緒に暮らすこと。
でもそれを一瞬で奪われ、奪ったこと。。。
今日も幸せを奪われセンターから空へ戻っていく命。
愛を知らずに戻るいのちがどうか最期の瞬間、
苦しむことがなく戻れますように。
毎日そう思わずにはいられない。