アクロサウンド社製のトランスが搭載された初期物 Dyna Company MKⅢ
このアンプに初めて出会ったのは1968年の頃で場所は米軍基地内の
クラブに出演した時の楽屋だった、古びたドラムセット、機材等の隅に
ゴミの様に雑に置いて有り、なんと・・・勿体無いと思った事、と
そこで生まれて始めてコーラを飲ませてもらったのだが妙な味だなと
思い全部飲めなかった事を今でも覚えている・・
所有してるアンプは、それから、25年後位に部品等が欠品だらけの
ジャンクを入手し真空管以外は1950年代のMil規格部品にて
補充、全C/R交換調整等した物だが今でも良い音で聴かせてくれる
メーカー名がDyna Companyなので1950年代のビンテージ物で
ケージが欠品しているがケージは放熱の事を考えると不要だと思う
、私はこのアンプには、この時代の物にしか魅力を感じない 何故か?
それは搭載してるトランスがアクロサウンド製だからで、その後の時代に
販売された物には他社製のトランスが搭載されており全く興味が無い
入手後40年位経つが整備しながら、、このアンプで音楽を楽しんで
いきたいと思う。
Dyna Company/DYNACO MkⅢ スペック
(1950年代の物は多少違う部分が有るかも?)
型式 管球式モノラルパワーアンプ
出力 60W(定格) 140W(ピーク)
全高調波歪率 0.5%以下(60W、20Hz~20kHz)
混変調歪率 1%以下(定格出力時)
0.5%以下(50W出力時)
0.05%以下(1W出力時)
周波数特性 6Hz~60kHz ±0.5dB
16Hz~25kHz ±0.5dB(最大出力時)
入力感度 1.6V(60W)
SN比 90dB以上(定格出力時)
出力インピーダンス 4Ω、8Ω、16Ω
ダンピングファクター 15
使用真空管 6550(KT-88):2本 6AN8:1本 GZ-34(5AR4):1本
消費電力 150W
外形寸法 幅229×高さ190×奥行229mm
重量 13.5kg(1973年カタログ記載)
12.5kg(1974年カタログ記載)
11.5kg(1976年カタログ記載)