"そういう人の一秒と未訓練の人の一秒とでは、同じ一秒でも相当な開きがあって、後者にとっては一秒は、文字どおり「瞬時」であるが、訓練された前者にとっては、かなりの「ゆとり」がある。四秒あるいは八秒と言われると、ものすごく短いようだが、これまでの訓練を経験してきての四秒あるいは八秒は相当に長くて、訓練を始める前の二十秒にも三十秒にも感じるようになる。だから、最初から四秒で全頁をめくってしまっては、まず、何も見えないが、一秒以下の時間でめくる、という訓練から段階的にペースを下げてくると、かなりハッキリと明瞭に見える。動体視力が高められたのである。この訓練を欠かさずに実行していると、たとえば街を歩いていて、不意に何かが視野を横切った場合、それまでならば識別できなかった物が、識別できるようになる。とっさの反応ができる。 ステップ1スピードに慣れる文字が眼にとびこんでくる⑦ わずか一秒で全二百頁をめくっても、チラリとは活字が明瞭に見えるようになってからこの訓練を始めたのであるから、その四倍の時間をかけたこの訓練では多少なりとも余裕があって、各頁で文字に視線を走らせることができるはずである。そうすると、一瞬のチラリでは頁全体を見ることができなかったとしても、視線を走らせることによって、どうにか頁全体が視野に入るようになる。 ③まだとても、という人は、更にこの半速に落として、八秒で全頁をめくるようにすれば、見られるはずである最初のうちは、V字形にチラリと走らせるのがせいぜいだろう。それが、一頁あたりの割り当て時間が延びるにしたがって、同じV字形でも、全体の形が大きくなっていく。それに反比例して、視線の一瞥で単位視野面積に入ってくる活字の数が減っていく。" 遠視を視力回復で!
