我が地域の桜の開花予想日は昨日のはずでしたが、
まだ開花宣言発表されず・・・
想像以上に暖かかったり寒かったりと
なかなか気温も安定しないので
さくらの木々も戸惑ってるのかもしれませんね
春よ、(はやく)来い
よく見たら表紙にさくらが
世界でいちばん透きとおった物語
杉井光
ネタバレ厳禁
なんて言われると
気になってしまうのが読書好きの性…
どんなネタで楽しませてくれるのか
わくわく
なんとも素敵な愛の物語でした
うんうん
でも確かに、
ネタバレ厳禁
亡くなった大御所ミステリ作家宮内彰吾が死の直前に執筆していたという
『世界でいちばん透きとおった物語』
妻帯者でありながら多くの女性と交際していた彼の子どものひとりである僕:燈真は本妻の息子から父の遺稿探しを依頼される
遺稿を探す過程のなかに埋め込まれたさまざまな伏線
息子たちが揃って屑人間と評価する偉大なミステリー作家が最後に書こうとした作品は
どんな物語なのか
どんな小説なのか
物語と現実世界がリンクする読後感は
愛おしいのひとことに尽きる
家族愛、親子愛、そして本への愛、
いろんな愛が溢れて心に染み渡る
世界でいちばん透きとおった物語
その意味に気付いたとき、
もう一度はじめのページに戻り
作品を見返してしまう
そして一冊の本が
とてもとても愛おしくなる
こういう本があるから、
紙の本で読む読書はやめられない
なんとも素敵な読書体験でした
内容に触れてしまうこと事態が
ネタバレになってしまう作品かなと思うので
感想は多くあれどなんにも書けないのがもどかしいですが、
ちょっとだけ
作中や巻末の文献で
大好きな京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズが挙げられてたのが嬉しかったです
これにもそうだったのか!という驚きと感動がありましたが。。。
書きません
というか、書けません
気になる方はぜひ読んでみてください(笑)
最後まで読んでくださりありがとうございます