春馬さんが所属した芸能事務所アミューズが発表したところによると、春馬さんの残した作品から上がった収益によってラオスの小児病棟に宿泊棟が完成したそうである。これまで遠方から診療に来ても付き添いの家族の泊まるところがなかったが今後は落ち着く場所ができたわけである。
春馬さんが亡くなってまもなく、三浦春馬基金としてラオスの小児棟へ医療器具等の寄付がなされたという報告がアミューズからあったが、その後どうなったのかと思っていたが、今回の発表で、そういうことだったのかと合点がいった次第だ。
春馬さんの現地の子供たちに対する想いはとても強かったそうだ。彼はおそらく自分が生きていればもっともっと彼らに寄り添い彼らのために尽くしたかったであろう。彼が中心的に参加したチャリティーコンサートの収益をそっくりそこに使いたかったであろう。
とにもかくにもこうして、彼の本来の望みから見ればささやかであったかあもしれないが、彼の想いが一つの目に見える形となって実現したのだ。彼の想いが事務所を動かしたのだ。
本来、春馬さんにとってラオスは何の縁もないところだったはずだが、アミューズのチャリティーコンサート出演が切っ掛けで深い縁が出来てしまったわけである。ラオスの子供たちとの交流を通して、もともと偏見や先入観が微塵もない彼は、子供たちに対する愛情が自然に湧きおこり、自分ができることを精いっぱいしてやりたいという想いに駆り立てられたのであろう。彼はそういう人だったのだ。役者人生においても、他人のために尽くしたいという気持ちが常にあり、自然にその思いが行動となった出てしまったようだ。だから彼のことを悪く言うものは1人もなく周囲から慕われていたそうだ。ましてや相手は大人の助けを必要としている恵まれない子供たちである。彼が一生懸命になったのは無理もない。
そんな彼を事務所や共演者たちが全面的に後押ししてくれていれば彼はそんなに悩むこともなかったであろうが、芸能界は利益を第一に考える世界である。
彼は独立することも考えたが、事務所は許すはずもなかった。
彼はこうと思うと猪突猛進的に進みたいタイプであったから、それだけ悩みは深かったであろう。
