「戦後日本外交史」(五百旗頭真編)を読んで(後篇) | 日々雑感_塩崎博亮の日記☆

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●「戦後日本外交史」(五百旗頭真編)を読んで(後篇)

今回は「戦後日本外交史」を読んでみた。外交は内外の政治・経済に大きくリンクする。そして、それぞれの政権の政治的決断によって、大きく外交は変動する。

日本が置かれている状況は時代により様々だが、その中から共通の課題が見いだせるかもしれない。歴史に学ぶ「温故知新」を目指して読み進めてみた。

(鈴木内閣)
→自動車問題
→教科書問題

(中曽根内閣)
→日米同盟を再確認
→「ロン=ヤス時代」(日米同盟の実質化)
→日韓新時代
→大韓航空機事件
→防衛費GNP1%枠撤廃
→日米貿易摩擦(日米の経済ライバル化)
→靖国参拝

(竹下内閣)
→昭和天皇・大喪の礼

(宇野内閣)
→天安門事件

(海部内閣)
→天安門事件で孤立化する中国の制裁解除を日本が支援
→湾岸戦争 (国際貢献で日本揺れる)
→APEC誕生

(宮澤内閣)
→PKO協力法成立
→カンボジアPKOに参加 (日本の国際貢献の転換期)

(細川内閣)
→コメ市場の部分開放決断
→ウルグアイ・ラウンドの成功

(羽田内閣)
→北朝鮮のIAEA脱退による北朝鮮危機

(村山内閣)
→日米自動車交渉 (「数値目標」の採用可否で日米争う)
→社会党が自衛隊合憲・日米安保の堅持に転換

(橋本内閣)
→台湾海峡危機
→沖縄事件
→ペルー人質事件
→「日米安保再定義」(21世紀に向けての同盟へ)
→橋本外交

(小渕内閣)
→金大中韓国大統領の訪日(21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ)
→江沢民主席の訪日 (「歴史問題」で揺れる)
→中国のWTO加盟を日本が支援
→小渕外交

(森内閣)
→九州・沖縄サミット

(小泉内閣)
→サッカー・ワールドカップ日韓共催
→「小泉=ブッシュ枢軸」(日米関係再構築)
→9.11テロ (日本は米国を支持表明)
→アフガニスタン戦争 (自衛隊が後方支援)
→アフガニスタン復興支援会議を日本主導で開催
→イラク戦争
→戦後、イラクへの自衛隊派遣
→靖国参拝
→日朝・平壌宣言
→中国の東アジアでの台頭
→台湾問題(独立志向と日米の自制働きかけ)