昨日は「どうする家康」を最後までやっと見ることが出来ました。

 小栗旬さんの南光坊天海は知っていても分からない化けぶりでした。
 その南光坊天海の言葉が脚本家のこのドラマの言い訳でしょう。
 これを1話で語らせていれば作品の膨らみにもなり良かったんですが。

 古沢良太さん?
「どうする家康」という題名よりも「家康の愛物語~戦をこの世から無くした男~」という題名に私ならしたでしょう。

 通常、時代劇は歴史を辿りながら人間の感情を落とし込んでゆく。この作品は物語そのものを新たに作ろうとした。愛と平和をテーマにして。
 初めの番組の宣伝で、これは新しい家康の解釈と想像の物語であり、これまでの時代劇とは違いますってハッキリ言うべきでした。期待値を下げておくべきでした。
 
 北川景子さんも熱演でした。
 でも彼女はいつも頑張ってます。全力でいつも演じてます。でもこれは誉め言葉だけではありません。

 人気脚本家だけに普通に書けばすごい作品になったはずですが、古沢良太さんが書いた作品というブランドの価値(アイデア)がないと自分自身が納得できなかったのかな。
 見終わった時の素直な感想です。

 歌も演技も物書きも人生も、なんでも登るのは楽しいものです。がむしゃらに必死に全力で頑張ればある程度の評価はしてもらえるものです。
 本当の実力は、見せるものではなく、染み出るものだと思っています。
 
 昨日だけで五作品のドラマを最終回まで見終わりました。

 ショートケーキの苺のようにお気に入りのドラマは残しています。

 今年も今日を入れてあと2日。

 私はまだ、がむしゃらに必死に全力にならないといけない。
 過去に一度だけ、一年だけ頑張って、いっぱい賞状も貰った。そして、怖くなって逃げてしまった。
 
 どうする家康は、少し私の琴線に触れたようです。