おはようございます。

早起きチャレンジ初日。さすがに起きましたね。
寒さと眠さで初っ端からアウトの可能性も危ぶまれましたがなんとかセーフ。

毎日ブログを書くとなると、いや別に書かなくてもいいんだけど、ネタに困りますね。

家に本がたくさんあるので、その中から面白かった部分を紹介したりしていこうかなと思ってます。

私は三谷幸喜という人物が大好きなのですが、

個人的に三谷作品の中で特に好きなのは「王様のレストラン」。
それぞれのキャラが際立っていて面白い。

キャラとか個性とかって、「弱さ」なんですよね。面白いのって。
人は誰でも「弱さ」を持っている。
その「弱さ」をさらけ出し、おもしろおかしく描いている。
「弱さ」って「魅力」なんですよね。

「王様のレストラン」をまだ見てない人は幸せ者です。
あれを新鮮な気持ちで味わえるなんて。

で、その三谷さんが創作について語った本。

『三谷幸喜 創作を語る』 三谷幸喜 松野大介 著

それぞれの自分の作品についてのエピソードやらなんやらを語ってます。

「振り返れば奴がいる」という三谷作品の中でもかなり初期のドラマがありました。
これも面白かった。

そのラストシーンについてのエピソードが語られています。

完全にネタバレしますが、

最後に司馬(織田祐二)が平賀(西村雅彦)に後ろから刺されて死ぬシーン。

三谷さんの最初の脚本では、司馬が病院を辞めて去るだけだったようです。

それを見た織田さんが、通り魔に刺されて死ぬラストに変更したいと提案した。

で、三谷さんは通り魔じゃなくて平賀に刺されるなら構わない。

ということであの衝撃のラストシーンが産まれたようです。

”あの衝撃のラストシーン”と言ったところで、何年前の話だ?!って感じですが。

とにかく「振り返れば奴がいる」の”奴”とは西村さんだった!

ということが、作者もようやくラストでわかったんですね。

とても面白い本でした。
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