前回は、氷川神社(氷川女体神社編その1)の本社拝殿まで見てきましたが、続いて、摂末社を見ていきましょう
氷川神社の謎は、関東を代表する古社だけあって、その「成り立ち」です 果たして、謎を解く鍵は見つかるのでしょうか
今回、氷川女体神社の摂末社のご紹介をしますが、御祭神などが不明なものがありました これについては、ド素人なりに
いろいろ調べた上で、思い当たる御祭神などを個人的な判断で推定してみました
的外れだったらすいません
だいぶ考えてしまいました
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240706/19/ame-uz/fd/a0/j/o1080081015460061381.jpg?caw=800)
「氷川女体神社摂末社お参りのルート」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240706/19/ame-uz/be/ae/j/o1080081015460061391.jpg?caw=800)
一,「覺明霊社・一山霊社」
祀られている
御霊(みたま): 不明
推定した御霊: 覚明(かくみょう)※以下参照
一山(いっさん) ※以下参照
なんだか、ただならぬ感じがします
本殿、摂末社は全て南東方向を向いていますが、この霊社のみ次の「御嶽神社」を向いていますので、これで間違い無いと思われます
実は、最初に平家物語の原作者と言われる「大夫房覚明」と考えていましたが、おそらく違うと思います
●「覚明(かくみょう)」推定した御霊
覚明: 覚明行者(かくみょうぎょうじゃ)
享保4年(1719)現在の愛知県春日井市牛山町出身
天明5年(1785)御嶽山開山
●「一山(いっさん)」推定した御霊
一山: 一山行者(いっさんぎょうじゃ)
神奈川県津久井村の出身
埼玉県与野に移り井原家に婿入り
御嶽信仰普及の貢献者
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240706/19/ame-uz/7e/cf/j/o1080081015460061394.jpg?caw=800)
二,「御嶽神社」 天津神
御祭神: 国常立尊(クニトコタチ)
古事記において神世七代の最初の神とされ、
別天津神の最後の天之常立神(アメノトコタチ)
の次に現れた神
神 格: 大地の永久性
御嶽信仰の主祭神は、以下の三柱が基本ですので、省略されているかもしれません
御嶽信仰主祭神: 国常立尊(クニトコタチ)、大己貴命(オオナムチ(=オオクニヌシ))、少彦名命(スクナビコナ)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240706/19/ame-uz/a5/8d/j/o1080081015460061399.jpg?caw=800)
三,「稲荷社」 国津神
御祭神: 宇迦之御魂神(ウカノミタマ)
スサノオがクシナダヒメの次に娶った神大市比売(カムオオイチヒメ)との子
神 格: 食物の神
四,「稲荷社」 国津神
御祭神: 三と同様
神 格: 三と同様
なぜ、「稲荷社」が二つあるのか謎です 考えられるのは、稲荷神は農耕神ですが、農耕神と土地の神(見沼の水神)が習合することが多いようですので、もともと「土地の神(見沼の水神)」だったのかもしれません
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240706/19/ame-uz/e8/2e/j/o1080081015460061410.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240706/19/ame-uz/50/7d/j/o1080081015460061412.jpg?caw=800)
「これより先は「もののけの道」誰かに声をかけられても
振り向かないで行く」
笑 冗談も織り交ぜられています
蚊が大量発生していましたので、刺されやすい方はご注意ください
氷川女体神社の摂末社は予想以上に手ごわいかもしれません(近日中に更新します
)
それでは次回もお楽しみに