氷川神社(後編その2)に続いて、氷川神社の摂末社を見ていきましょうにっこり

 どんどん怪しげなブログになっているかもしれません笑

 軌道修正しないと…ニコニコ


 ちなみに、摂末社とは「摂社」と「末社」のことです。一般には、「摂社」はその神社の祭神と縁故の深い神を祀った神社、「末社」はそれ以外のものと区別されるようです。格式は本社が最も高く、それに次いで、摂社、そして末社の順となります無気力

 このことは、戦前の旧官国幣社(かんこくへいしゃ)において、摂社と末社を区分する基準が設けられていたことが基になっているようです無気力
 摂社に該当する条件があり、本社御祭神の荒魂(あらみたま)や后神・御子神を祀った社のほか、御祭神と関係のある神や現社地の地主神(じぬしがみ)など特別な由緒がある社となっていました。(以下参照)

(近畿 大社会より)

 氷川神社が謎と言われるゆえんは、諸説あるようですが、その一つに謎の摂社があったためと言われます驚き
 まだまだ見えて来ませんが、もしかしたら謎の氷川三社で全貌がわかるかもしれません笑ニコニコ



 「神池西側の緑道」
 癒やされますニコニコ



 「神池」西側緑道より
 右側に見えるのは「宗像神社」



 「天津神社」摂社、天津神
 御祭神: 少彦名命(スクナビコナ)
      波の彼方から来訪し、出雲大社の主祭神である
      オオクニヌシと共に国造りを行った神。
      国造り後は、常世国(とこよのくに、海の彼方
      にある理想郷)に帰ったとされる。   
 神 格: 国造りの協力神、常世の神、医薬・温泉
      ・禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造
      ・石の神など



 「松尾神社」末社、国津神
 御祭神: 大山咋神(オオヤマクイ)
      スサノオの孫
 神 格: 地主神
      農耕(治水)を司る神



 「稲荷神社」末社、国津神
 御祭神: 宇迦之御魂神(ウカノミタマ)
      スサノオの娘
 神 格: 穀物の神、農業の神、商工業の神
      渡来系氏族の秦氏が信仰し、
      日本中に広がったとされる。



 「六社」末社、六つの神様が一つの社殿に合祀

 一,「住吉神社」天津神
 御祭神: 底筒男命(ソコッツツノオ)
      中筒男命(ナカツチノオ)
      上筒男命(ウワツツノオ)
      伊弉諾命が身を清めた時に生まれた神々
 神 格: 航海神

 ニ,「神明神社」天津神

 御祭神: 天照大神(アマテラス)
      皇祖神(天皇の祖)
 神 格: 太陽神

 三,「山祇(やまつみ)神社」天津神
 御祭神: 大山祇命(オオヤマツミ)
 神 格: 山の神であり諸産業の神様


 四,「愛宕神社」天津神

 御祭神: 迦具土命(カグツチ)
      イザナミとイザナミの子、男神
 神 格: 火の神


 五,「雷(いかづち)神社」天津神

 御祭神: 雷神(8柱:マサカヤマツミ(頭部)等)
      イザナミが生んだ火の神カグツチから
      生まれた8柱の雷神      
 神 格: 雷の神


 六,「石上(いそのかみ)神社」天津神の剣

 御祭神: 布都御魂大神(フツノミタマ)
      建御雷神(タケミカヅチ)がオオクニヌシに
      「国譲り」談判を行った際の剣
 神 格: 雷神・軍神の剣




 「御嶽(みたけ)神社」末社、天津神・国津神
 御祭神: 大己貴命(オオナムチ=オオクニヌシ) 国津神
       ※出雲大社の主祭神
        異名は「大物主神(オオモノヌシ)」
        や神仏習合による七福神の「大黒様」、
        「八千矛神(ヤチホコ)」等多数あり。
        ちなみに、ヤチホコとは恋多き男のことで笑、
        縁結びの神につながります。暴れん坊将軍笑
      少彦名命(スクナビコナ) 天津神
       ※波の彼方から現れ、オオクニヌシと共に、
        国造りをし、国造り後に波の彼方に消えた
        ことから、渡来系でしょうか。
 神 格: オオナムチ  国造りの神、農業神、薬神、
             禁厭の神、温泉の神等
             縁結びの神
      スクナビコナ 同上(ただし縁結びの神以外)


 そして、氷川神社の謎を深めると言われる、摂社を見ましょう驚き



 「門客人(もんきゃくじん)神社」摂社、国津神
  ※「御嶽神社」と並んで鎮座
 御祭神: 足摩乳命(アシナヅチ)
      手摩乳命(テヅナツチ)
      ※稲田姫命(イナダヒメ:スサノオの妻)
       の御親神、
 神 格: 農耕神(クシナダヒメが農耕神より推定)

 パワースポットが好きな方にとっては、「蛇の池」に並び、かなり有名な神社です驚き

 と言いますのも、氷川神社の謎の一つに、先に述べましたように、この摂社の存在が挙げられます驚き 門客人という字のとおり、客人の神ということになります。何に対する客人なのかが謎ですよね驚き

 一説によれば、江戸時代まで氷川神社には主祭神とともに「荒覇吐(アラハバキ)神社」と言われ、天津神でもなく国津神でもない「アラハバキ」という神様が、ひっそりと祀られていたようです驚き (飛鳥新社「縄文神社」武藤郁子著が出典のようです。) それが、明治時代以降に、大人の事情でなのか笑、いつの間にか現在の名前と御祭神に変わっていったと言われます驚き

 「アラハバキ」はどこへ行かれたのでしょうか煽り ヤマト王権でもない、出雲系でもないということは確か… そうすると…残るは縄文系やそれと融合したもの?になりそうですね無気力 

 以下に「アラハバキ」が解説されていますが、wikipediaのため、どこまで信じるかはご本人の判断にお任せします笑




 参道に鎮座する「天満神社」は、「ぶらり氷川神社(前編)」にて説明しましたが、再度整理しました爆笑

 「天満神社」末社、実在
 御祭神: 天満大自在天神(菅原道真公を神格化したもの)
      ※スサノオとの近縁性を考慮すると、日本神話の
       火雷大神?ではないか?
      (ホノイカヅチ、天津神)
 神 格: 学問の神様、雷神、仏法神、萬法神、天魔神
      (火雷大神:雷神、水の神、伊邪那美命の御子神、
      雨乞い、稲作の守護神)



 後編が思いのほか長くなってしまいましたが、いよいよ次は「謎の氷川三社」の2つ目の神社へ行きましょうよだれびっくりマーク



 参道脇の「山丸公園の銅像「旅立ち」」
 学校法人佐藤栄学園創立者、佐藤栄太郎作
 いざ、次へ! 



 その前に癒やしのひとときへ笑ニコニコ
 ほどほどにが大事です笑ニコニコ


 大宮の聖地「いずみや」へ寄るのでした…笑

 「氷川女體神社」へと続くニコニコ